かながわ労働プラザ(横浜市中区寿町1)で8月23日、「横浜カーフリーデー2009」のプレイベントとして、シンポジウム「世界の交通先進都市、そして横浜」が開催される。
「カーフリーデー」は、都市の中心部で1日マイカーを使わない地区を作り、車のない都市空間を体験することで、交通や環境、都市生活と車の使い方の問題について考える取り組み。1997年にフランスで始まったのが最初で、地球温暖化や都市交通問題などの改善のきっかけをつくるイベントとして毎年2,000を超える都市で行われている。横浜では2004年よりスタートし、今年で6回目の開催。
同シンポジウムには、NPO自転車活用推進研究会の小林成基さん、ペダル代表取締役の平尾博さん、水族館文庫代表の渡辺パコさんのほか、横浜市都市整備局都市交通課の担当者が参加。地域で自転車を共有する「コミュニティサイクル」などの、自転車を中心とした海外の先進事例や、横浜市の取り組みについて紹介するほか、脱温暖化の取り組みを進めるためにいま市民が考えるべきことなどについて、来場者も交えてディスカッションを行う。
開催時間は、14時10分~16時50分。会場は、かながわ労働プラザの第5・6会議室。参加費は500円(資料代として)。
「横浜カーフリーデー2009」は、9月22日に日本大通りと横浜公園をメーンの会場として開催。「歩けば街が見えてくる。クルマをおいて街に出よう」をテーマに、日本大通りから港郵便局交差点までを往復するパレードやクイズラリー、燃料電池車・電気自動車の展示や、世界各国のおもちゃの物々交換ワークショップ「かえっこバザール」などを実施する。開催時間は11~16時。
また、横浜市都市整備局が主催する「横浜の交通を考えるシンポジウム~モビリティマネジメントについて~」も9月22日に同日開催。会場は、横浜情報文化センター内の情文ホール。開催時間は14時~17時。参加費は無料。