象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1、TEL:045-661-0602)で8月22日から、横浜開港150周年を記念して運営されている写真共有サイト「みんなでつくる横濱写真アルバム~市民が記録した150年~」の写真展が開催されている。
写真展は、「写真でたどる、私の横浜、私たちの横浜」と題し、プロジェクターにより「産業」「経済」「お祭り、行事」「暮らし」「街並み」「横浜港」「乗り物」などのテーマごとに、多様な年代の横浜の風景や事物などが投影されている。
会場内には「スキャニングコーナー」が設置され、紙焼き写真のデジタルデータ化、ウェブサイトへの投稿方法の説明なども行う(予約制)。展覧会は31日まで、9時~17時、入場無料。象の鼻カフェ閉店の21時頃までは観覧できる。
「みんなでつくる横濱写真アルバム」は、今年の3月に始まったインターネットの写真投稿・共有サイトで、登録ユーザー数は約200人。現在、約4,700枚の写真が閲覧できる。1日のページビュー数は3,000を超える日も。
事業は横浜開港150周年を記念し、横浜商工会議所、横浜開港150周年協会、横浜港振興協会、横浜市からなる「横浜写真アーカイブ実行委員会」が実施し、サーバー運営・投稿支援などを「Y150市民参加プラットホーム推進委員会」が担っている。
同実行委員長の小此木歌藏さんは「横浜の歴史をこういった形で継承していくことを考え始めた3年前は、どうやって実現化していくか途方にくれたものです。今、皆様の力をお借りし、『横濱写真アルバム』という一つの横浜の遺産ができました。ここから横浜を語り継いでいきましょう」と話す。
象の鼻テラスは、今年6月に改装された横浜港発祥の地「象の鼻パーク」内にオープンした、多目的なアートスペースと、アーティストがプロデュースした「象の鼻カフェ」が併設している空間。名称にちなんだ「ゾウノハナソフト」や、オリジナルフードメニュー、ドリンクが楽しめる。