神奈川新聞社（横浜市中区太田町2-23）は10月1日、同社が運営するインターネット上のサイト「カナロコ」をリニューアルし、新たにソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）機能を導入する。

　カナロコは2005年2月に、記事にコメントつけることができるカナロコ会員制度を導入しスタート。「神奈川にもっと愛着を！みんなで発信、参加型サイト」 がコンセプトで、「ニュース」「スポーツ」「福祉」「ライブ情報」などのコンテンツを、ブログのシステムを使って発信してきた。現在の会員数は約29,000人。

　今回のリニューアルのコンセプトは「知る×つながる＝動きだす」で、会員ユーザーがイベント情報を自由に投稿・閲覧できる「バザール」と、完全招待制のSNS「カナココ」を新たに導入する。

　SNSの利用者は、日記作成やスケジュール管理、ニュース記事などのスクラップができるほか、コミュニティーを作って会員同士で情報交換を行うことなどもできる。また、「オフ会支援機能（仮称）」などの参加する会員の地域活動やコミュニケーションを促進する機能を装備するほか、携帯電話からの閲覧にも対応する。

　神奈川新聞編集局デジタル編集部の町田寛典さんは「カナロコは、記事にコメントがつけられるという段階からさらに一歩進める形で進化します。自分と同じ興味・関心を持つ人とのつながりづくりにも使って欲しい。参加する会員から面白い情報が集まり、新聞記事がより身近になることを期待しています」と話している。

　招待制SNS「カナココ」の開始にあたり、同新聞社では初期会員の募集を兼ねた説明会を9月16日に実施する。時間は昼の部＝11時～、夜の部＝20時～。会場は神奈川新聞社本社ビル12階大会議室。参加申し込みや問い合わせなどの詳細はカナロコのホームページで。