大さん橋を母港とするエンターテインメントレストラン船「ロイヤルウイング」で9月6日と13日、横浜のバーのオリジナルカクテルを楽しめる「第9回 カクテルクルーズ」が開催される。
カクテルクルーズは、日本のバー発祥の地「横浜」でバー文化を盛り上げようと始まった企画。9回目を迎える今年は、横浜開港150周年を記念して特別に2日間開催する。
クルーズでは、横浜を中心とした計27店舗のバーテンダーが乗船し、船内ブースで各店がこの日のために考案したオリジナルカクテルを振る舞う。当日はカクテルとともに、中華バイキング、ビール、ソフトドリンクを楽しむことができる(立食スタイル、飲み放題)。
カクテルは、ショットバー「AQUARIUM」(中区住吉町)の上品な酸味の中にフレッシュピーチのほのかな甘さが漂う「Into The BLUE」、「Sweet Season」(中区長者町)の開国博Y150のキャラクターたねまるをイメージした「MMM(スリーエム)~みんなのみなとみらい」、「Dragon Fish」(金沢区瀬戸)の自然や生命、横浜の新たな文化に思いを託した「Coral(コーラル)~息吹」など。
船内では、ボーカルとピアノを中心にしたジャズ系ポップス「黒船レディと銀星楽団」による演奏や抽選会が行われるほか、乗船客の中から、6日に「ベストドレッサー賞」、13日に「ベストジュエリー賞」の受賞式を実施する。
6日には、松沢成文県知事、9月13日は中田宏元横浜市長が乗船する予定。問合わせは、ロイヤルウイング予約センター(TEL 045-662-6125、9時30分~18時30分)まで。
同社企画広報・IT推進部の細川隆行さんは「今年は開港150周年。そして来年2010年には、バー発祥150周年を迎えようとしています。横浜のバー文化、横浜ならではの夜景、海、しゃれた音楽、そして中華料理。横浜を丸ごと満喫するクルーズです」と話す。
受付開始は17時30分でスタートは18時(出航18時30分~帰港21時)。参加費は、大人12,000円(乗船料、料理・カクテル代含む)。衣装は、フォーマルまたはセミフォーマル。
横浜市中区山下町70番地に1860年、日本西洋式ホテルの元祖と言われる「ヨコハマ・ホテル」が開業(跡地には現在、洋菓子店「横浜 かをり本店」)。当時、シーボルト医師や画家のハイネ、ローマ字の創始者であるヘボン博士らが滞在していたホテル内のプールバーが国内初の洋式バーと言われている。今年のクルーズのロゴは、150年前の開港の歴史を想起させるデザイン、ポスターは「歴史あるカクテルの街横浜」と色鮮やかなカクテルを調和させたデザインになっている。