旅客船事業を展開するケーエムシーコーポレーション(横浜市西区北幸2)は、横浜港を出航し製油所などが立ち並ぶ工場地帯を巡る「工場夜景アドベンチャークルーズ」第2弾の発売を開始した。
同クルーズは、昨年6月よりスタートした人気の「工場夜景ジャングルクルーズ」に続く企画。今回のクルーズでは、新たな航路を設定したほか、乗船時間を10分延長し、より演出性の高いアトラクションクルーズを提供する。プロデュースは、夜景評論家の丸々もとおさんと夜景プロデューサーの阿部トモさん。観光客や工場・夜景ファン、工業地帯の勤務者らの利用を見込む。
航路は、横浜港発祥の地「象の鼻パーク」(横浜市中区海岸通1)の桟橋「ピア象の鼻」を出航後、横浜ベイブリッジの真下を抜け、南本牧沖、根岸、磯子方面の工場を約100分間かけて周遊する。横浜の港湾夜景を代表する本牧埠頭のガントリークレーンやコンテナ、220万平方メートルにも及ぶ新日本石油根岸製油所の工場プラントを360度のパノラマで鑑賞することができ、遠く千葉の夜景も含め、ジャングルクルーズでも人気のフレアスタック(煙突から出る炎)など、横浜港の夜景を楽しむことができる。パンフレットとエネゴリタオル付き。
丸々さんは「クルーズ第2弾は『アドベンチャー』というタイトルの通り、航路上、波も以前より高く臨場感があります。波の音が動物の鳴き声に聞こえたり、ガントリークレーンなどの工場の機械が動物に見えたりと、海上はまるで動物園さながら。工場の夜景は普通の夜景よりも、もう一歩先の人のイマジネーションを刺激する必然的な風景。海上でしか味わうことのできない『光の城』をぜひご堪能下さい」と話す。
運行は、土曜か日曜の隔週で運航(日没~約90分)。定員50人で乗船料は大人4,800円。予約制(TEL 045-290-8377)。乗船場所は「ピア象の鼻桟橋」(初運行となる9月19日のみ、横浜赤レンガ倉庫海側の桟橋「赤レンガピア桟橋」)。