横浜タカシマヤ(横浜市西区南幸1)で9月16日より、横浜から「幸せ」をつなぐチャリティーイベント「~横浜から愛の輪を~WFP×ART×YOKOHAMA」が始まった。
10月1日に開店50周年を迎える横浜タカシマヤの特別企画の一環で、横浜タカシマヤとWFP(国連世界食糧計画、横浜市西区みなとみらい1)、地元アーティストが連携し、チャリティーオークション、ライブ、アート展など多様なイベントを行う。
アート展では、「幸せをつなぐ」アートと題し、横浜の若手アーティストなどが「幸せのかたち」「愛の輪」をテーマにした作品を披露。参加アーティストは、日比野克彦さん、パルコキノシタさん、丸山純子さん、本間純さん、ザ・ダークルーム・インターナショナル+Creative Office Tieなど。
作品は、開国博Y150のアートプロジェクト「横浜FUNEプロジェクト」による「幸せをつなぐFUNE」モニュメントや、フラワー作品「地上のユートピア」(丸山純子さん)、鉛筆を素材にした「森」(本間純さん)など。先着10,000人まで、日比野さんデザインのオリジナルパッケージに入った野菜の種「幸せの種」を募金者に提供する。
チャリティオークションの出品は、日比野さんの「幸せの種」(限定100セット)、協賛アーティストによる「世界でひとつのトートバッグ」、横浜ベイスターズ、横浜F・マリノス選手の愛用品、歌手の白井貴子さんのプレミアグッズなど。収益金はすべて、WFPを支援する国連WFP協会に寄与され、WFPの途上国での食糧支援活動に充てる。
初日の16日は、WFPチャリティライブ「湯川れい子と東京女声合唱団ライブ with VOJA」が1階正面特設ステージで行われ、迫力あるゴスペルミュージックに会場が沸いた。
20日は、屋上ばらのステージで、白井貴子さんが童謡やオリジナルソングを楽しむライブ「Flower Power」を行うほか、アーティストが屋上会場で黄金のシップベル(客船の出航時に鳴らす)を一般参加者と一緒に鳴らすイベント「ワールド・ハーモナイズ・プロジェクト」を実施する。
26日は、同イベント企画を担当した野毛地区の映像文化拠点「野毛Hana*Hana」に、アートライターの村田真さんを迎え、さまざまなメッセージが込められた今回の展示作品にまつわるトークイベントを行う。
今回の企画に寄せて、高島屋の広報担当部長の中村充さんは「地元横浜への半世紀の愛と感謝を込めたコラボイベント。これからも皆様に愛される百貨店を目指して参ります」。また、WFP専務理事の田邉邦典さんは「世界では7人に1人が飢えに苦しみ、6秒に1人の子どもが飢えなどで亡くなっています。WFPは一杯の学校給食が子どもたちの希望になることを描いたキャンペーン『hope』で学校給食支援を中心とした活動を続けています。ぜひご協力ください」と話す。
会場と開催時間は、同デパート1階=10時~20時、8階ローズガーデン=10時~22時30分、屋上ステージ=10時~18時。9月29日まで。