横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3)で10月23日より、アジアの学生映画を紹介する「第8回 横濱学生映画祭」が開催される。
期間中は、日中韓学生作品や韓国フィルムアカデミーの特別プログラム、横浜開港150周年記念プログラムを上映するほか、映画監督による舞台挨拶、関係者を招いてのシンポジウムを実施する。
参加校は、日本映画学校、大阪芸術大学、日本大学藝術学部、東京藝術大学、東京工芸大学、宝塚造形芸術大学(日本)。北京電影学院、中央戯劇学院(中国)。韓国フィルムアカデミー(韓国)。
プログラムは、日中韓共同・横浜開港150周年記念映画のオムニバス作品「3つの港の物語」、韓国フィルムアカデミー(KAFA)創立25周年記念プログラム(16作品)、「父と帰る日」(プログラムA、日本大学芸術学部)、「今日の家族」(プログラムB、宝塚造形芸術大学)、「交差点」(プログラムC、北京電影学院)、「何小光(フ・シャオグアン)の夏」(プログラムD、中央戯劇学院)など。
23日の日中韓共同製作シンポジウム2009「今後の共創にむけて」では、佐藤忠男さん、北京電影学院長のジャン・ホイジュンさんら映画関係者が、今後の映像文化交流や国際共同製作について議論を交わす。当日は特別ゲストとして、北京電影学院教授で同学院映画祭名誉委員長の中国を代表するシェ・フェイ監督も参加する予定。講演は16時より。
NPO法人横浜アートプロジェクト事務局長の榎田智子さんは「今年で8回目の横濱学生映画祭。学生映画だからといって、侮る事なかれ。将来花開きそうな才能を感じられる勢いのある作品や、学生の時期にしか描けないものなど、はっとさせられる作品がたくさんあります。日中韓の作品を並べてみると、各国の若者達のライフスタイルが見え隠れし、なかなか面白味がありますよ。是非お出かけ下さい」と話す。
料金は、23日無料、24日~25日=当日1,000円、前売(一般800円、学生・シニア700円)、2日通し券1,200円。小学生以下無料。会場は、横浜にぎわい座・地下2階ホール「のげシャーレ」。10月25日まで。
横濱学生映画祭は、2002年よりアジアの映画関係者・映像教育機関のネットワークづくりや若手映像作家の製作振興を図る目的で、日本、中国、韓国を中心に世界の学生映画を毎年紹介している。東アジアに「新しい映像市場を作る」というテーマを掲げ、その取り組みの第1弾として横浜開港150周年を記念した日中韓共同製作映画作品「3つの港の物語」を製作した。