大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1)で10月25日、子どもたちにごみ問題やリサイクルについて知ってもらうイベント「リサイクルデザインフォーラム2009」が開催される。
同イベントは今年で15回目の開催で、昨年行われたフォーラムでは、約6,300人の来場者があったという。横浜市資源リサイクル事業協同組合の主催。
今年の開催テーマは「未来をつくるリサイクル」。会場では天ぷらを使った発電実験やリサイクルで作る工作教室、普段捨ててしまうことの多い野菜の皮や葉っぱエコふりかけを作る「ハマベジクッキング」、牛乳パックを使った紙すきなどのコーナーが設けられ、体験型のプログラムで子どもや家族連れにリサイクルへの理解・協力を促す。
そのほか、「ハマベジカフェ」では、馬車道・関内・伊勢佐木の5店舗が横浜で取れた野菜を用いた料理や、環境に配慮したエコ弁当を用意。来場者が持参した不要の携帯電話を目の前で分解しての資源リサイクルコーナーなども予定されている。
また、今年で10回目を迎える「環境絵日記」の表彰式も行われ、入賞作品や過去の大賞作品の展示も予定。環境絵日記は市内の小学生が夏休み期間中、環境をテーマに自分の体験や考えを絵と文章でまとめたもので、昨年度は過去最多の9548作品が集まった。今年度は「あっ!もったいない3Rでつくろう横浜」(低学年)、「みんなでつくろうエコタウン」(高学年)をテーマに多くの力作が寄せられたという。
さらに、会場では特別賞を受賞した子どもたちと来場者らで環境について議論する「子ども環境会議」も実施。テーマは「未来のリサイクル、未来のヨコハマ」。
同フォーラム実行委員長の大内敦さんは「横浜開港150周年を迎える今年、リサイクルデザインフォーラムは15回目、環境絵日記は10回目の実施となります。この節目を迎え、実行委員会ではもう一度原点に返ってイベントを立ち上げていこうと会議を進めてきました。フォーラムでは子どもたちとご家族で楽しめて学べるイベントコーナー、そして企業・各種団体による展示コーナーなども用意してございます。秋の一日を、リサイクルを通して未来の横浜・未来の地球を考える機会にしてはいかがでしょうか」と話す。
イベントの開催時間は11時~16時(10時45分受付開始、15時イベント受付終了)。入場無料。不要の携帯電話持参者には記念品のプレゼントも。