横浜市技能文化会館(横浜市中区万代町2)を中心に11月7日、横浜市が選定した横浜マイスターの技能を披露する「第12回横浜マイスターまつり」が開催される。
横浜マイスターまつりは、横浜市が1996年より実施している「横浜マイスター事業」の一環。横浜マイスターの技能披露や即売会、技能体験教室などを実施する。今年は開港150周年を記念し、横浜から全国に広まった料理(西洋料理、中国料理、洋菓子)を用意する。主催は横浜マイスター会。
会場では、食の横浜マイスターが集まり各自のマイスター特製料理を披露するほか、料理にまつわるエピソードや思いをステージで語る。提供する料理は、A=ビーフシチュー&マンゴープリン(1,000円)、B=海鮮丼&スープ(800円)、C=チョコレートケーキとマカロン2セット(700円)。
技能体験教室では、マイスターの技能を学び実際に体験できる「ビーズ付け教室」、「パターンメイキング教室」、「本立て塗装教室」などを実施する。
横浜市経済観光局雇用創出課の佐藤あさみさんは「イベントでは技の披露のほか、『ガラス切りのコラージュ体験』や『篆刻(てんこく)教室』などの体験教室。また、有料・先着順で料理の提供も予定しております。横浜マイスターの熟練した技をお楽しみください」と話す。
開催時間は10時~16時。会場は横浜市技能文化会館と大通り公園(横浜市技能文化会館前)。入場無料、雨天決行。
横浜マイスター事業は、卓越した技能を有する技能職者を横浜マイスターに選定し、称号を授与し、その活動を通して後継者の育成・確保、貴重な技能の継承及び技能職の社会的評価の向上を図ることを目的に実施している。現在は41人の技能職者が認定され、地域や学校などで後継者育成活動を行っている。今年は植松幸男さん(調理師・西洋料理)、尾﨑正志さん(版画摺り師)、堀内強美さん(食肉加工・飲食店)の3人に「横浜マイスター」の称号が授与された。