横浜市水道局は12月1日、ラベルデザインを一新したペットボトル入り飲料水「はまっ子どうし」を「はまっ子どうし The Water」と名前を変え発売開始する。
同飲料水は横浜市のオフィシャルウォーターで、山梨県・道志の森の源流水を利用した飲料水。硬度30ミリグラム/リットルの軟水で、カルシウムやマグネシウムが少なくまろやかな水質が特長。横浜市が2003年に販売を開始した。2008年度実績は234万3,000本で、今年10月末までの売り上げは累計750万本。今後は年間230万本の販売を目指すという。
新ラベルは、「The Water」という言葉を前面に打ち出し、「横浜の水」のイメージである「青」を基調としたデザインで「かもめ」や「観覧車」をモチーフに採用。ボトル側面には、環境への思いや道志の森の恵みについて英語併記で記載するなど、ラベルを通して「水」と「eco(環境保護)」の大切さをPRする。今回のリニューアルにともない、女性職員を中心としたプロジェクトチームを発足し、若い女性が日常生活の中で携帯しやすいおしゃれなネームとデザインを追求したという。
販売するのは、280ミリリットル(100円)、500ミリリットル(110円)、2リットル(200円)の3タイプ。いずれも小売希望価格。新商品ボトル(500ミリリットル)には、植物由来の原料を25%以上使用した環境配慮型ラベル「バイオマスプラスティックラベル」を利用し、CO2削減と石油などの化学資源の節約に貢献する。「はまっ子どうし The Water」の売上の一部は、横浜の水道水の水源林保全やアフリカの水環境整備支援に充てられる。
今月19日に行われた記者発表で林文子市長は、新商品のキャッチコピー「森に還る。私に潤う。」に共感を示し「横浜を代表するブランドに成長してほしい」と期待を寄せた。
横浜市水道局・横浜の水プロモーション担当のマーケティング統括マネージャーの善住貴行さんは「これからも市民の皆さんに親しんでいただきたいという思いを込めてリニューアルした『はまっ子どうし The Water』。今回は特に若い女性の方を意識したボトルに一新しましたので、ぜひ毎日の生活のなかでご利用ください」と話す。
「はまっ子どうし The Water」は神奈川県内の一部の百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどで販売する。