エコキャップ推進協会(横浜市中区羽衣町3)は、団体や法人が回収したエコキャップ(ペットボトルキャップ)を低料金で業者に発送できる「エコキャップ配送サービス」を開始した。
このサービスは、同協会が佐川急便(京都市)と提携・協力して行うもの。協会が有料で提供する専用BOXを利用すると、エコキャップ発送時の運賃が1箱420円で発送できる。
専用BOXはダンボール製で、1箱に約6キロ(2,400個)のエコキャップが収納可能。発送地域や運送業者にもよるが、同サイズの箱にエコキャップを詰めて通常発送するよりも安く済む場合が多いという。
利用の流れは、同協会に専用BOXを注文すると6日~14日で手元に到着。キャップを詰めたら専用伝票に記載の電話番号に連絡し、佐川急便に集荷を依頼する。
エコキャップ推進協会事務局長の永田近さんは「エコキャップ活動が全国的に広がるなかで、キャップ提供者の悩みに送料の問題がありました。この点にご配慮いただいた佐川急便の配送ご協力は極めて画期的で、私どもも大変喜んでおります。こうした企業のご理解により、キャップを提供くださる方のご負担を少しでも軽くする事で、さらにエコキャップ活動が大きく発展していくものと期待しております」と話す。
専用BOXは20枚1セットで3,150円。FAXか同協会ホームページのメールフォームから注文が可能で、支払いはBOX到着時の代金引換。送料、代金引換手数料は無料。
エコキャップ推進協会は、ペットボトルキャップを再資源として回収し、リサイクル業者に売却して得た利益で発展途上国の子どもたちへワクチンを贈ることを目的に活動を行っているNPO団体。2005年から活動の呼びかけを開始し、2009年1月現在で約10億5千万個を回収、ポリオワクチン90万人分の寄付を実施している。