文化による地域支援と地域振興を目的とする「第8回 文化ボランティア・コーディネーター養成講座」が1月31日、横浜専門店会ビル1階(横浜市中区若葉町3)で開催される。
第8回目のテーマは「まちの映画館と映画館のある町と」。講座では、若葉町の老舗仕出し弁当屋「横濱 うお時」の専務取締役で大岡川ゆないてっど代表の渡邉清高さん、シネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人を講師に迎え、まちと文化をつなげるための方法、まちと文化がつながったときの住民の反応を具体的な事例をもとに学ぶ。聞き手は、桜木町を拠点にアートプロジェクトを展開する非営利団体「ART LAB OVA(アート・ラボ・オーバ)」の蔭山ヅルさん。会場は、昨年10月に閉鎖された若葉町の廃ビル「横浜専門店会ビル」の1室をそのまま利用する。
梶原さんは「シネマ・ジャック&ベティは、横浜唯一の独立系映画館として、地域との連動を重視して、映画作品や企画などを組んでいます。町の映画館としての役割や、文化的活性化のために何が必要かを参加者の皆さんといっしょに考えたいと思います」と話している。
開催時間は17時~20時(開場16時45分)。参加費は無料。定員30人。申し込み方法はART LAB OVAサイトより。
同講座は、文化庁の平成21年度文化ボランティア支援拠点形成事業の一環として、昨年8月よりアート・ラボ・オーバが行っている取り組み。講座を通して若葉町という特色ある町を生かした豊かな「地域振興につながるアートプロジェクト」を運営するコーディネーターの育成を図る。