「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)」(横浜市中区本町6)で2月4日、北仲スクールの4月からの正式開校を記念する「北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)記念シンポジウム」が開催される。
北仲スクールは、横浜国立大学、横浜市立大学、東京芸術大学、京都精華大学、神奈川大学、関東学院大学、東海大学が共同運営するサテライトスクール。
シンポジウムでは、テーマ「ポスト戦後社会と都市文化の行方 いま何が起こっているのか?」を掲げ、「ポスト戦後社会」の現代都市文化について、神戸女学院大学教授の内田樹さんと東京大学教授の吉見俊哉さんが議論を交わす。司会は北仲スクール代表の室井尚さん。
シンポジウム終了後は、正式開校後の受講方法、単位取得などの仕組み、主な開講科目のシラバスの紹介を行い、北仲スクールのガイドブックを配布する。
ナビゲーターを務める室井さんは「都市・文化・大学について発言を続ける初顔合わせのお二人をゲストにお迎えして、現代の都市文化についてそれぞれの流儀で語っていただきます。当日の入学案内説明会では、実際に講師の方々もいらっしゃいます」と話している。
開場17時30分で、シンポジウム=18時~20時30分、正式開校に関する説明=20時30分~21時。会場はいずれも3階ホール。予約不要・入場無料。
同スクールのカリキュラムは「都市文化創成」と「都市デザイン」の2部門を柱に、街づくり、美術、映像、演劇、音楽、マンガ、出版などのイベントの企画・運営を教育課程に組み込んだワークショップ型の実践教育を展開。「文化芸術創造都市の担い手」育成に取り組み、一般市民向け公開講座も開催することで、地域の「知の拠点」としての大学の役割発揮をめざす。2009年10月のプレオープン以来、4月からの正規授業開始を目指し、さまざまな試行授業や市民公開講座、ワークショップ、関連イベントを実施している。