横浜ランドマークタワー内「横浜ロイヤルパークホテル」(横浜市西区みなとみらい2)で2月3日、横浜市環境創造局主催の研修会「横浜産野菜の美味しい食べ方・魅力の伝え方」が行われた。
横浜市は2007年より毎年、地産地消や農業、食育などの活動に関わっているグループに所属する人、栄養士、企業で地産地消に取り組んでいる人などを対象に、地産地消案内人「はまふぅどコンシェルジュ講座」を実施しており、同講座修了者は「はまふぅどコンシェルジュ」として登録され、市内各所で地産地消の活動に携わっている。
今回は横浜ロイヤルパークホテル総料理長の高橋明さんを講師に迎え、約30人のはまふぅどコンシェルジュが身近な直売所で買える市内産農産物の魅力の「伝え方」とおいしい「食べ方の提案方法」をプロの技から学んだ。
研修では、市内産野菜の魅力・良さ・アピールポイントや、美味しく調理するポイント・提案の仕方などを交えたレクチャー後、高橋総料理長自らが小松ファーム(港北区小机町)の地場野菜(紫キャベツ、リーキ)を使った料理2品を参加者の前でデモンストレーションした。参加者は数々の地場野菜料理をはじめ、神奈川の上質銘柄豚「やまゆりポーク」の部位別メニューを味わいながらお互いの地産地消活動を語り合い、シェフと歓談するなど和やかな研修会が続いた。
会場からは、今後の横浜における地産地消活動の展開や11月に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)との関わりについての質問や「横浜野菜を広めることは、横浜市民にとっても誇りになる。これからも期待しています」という声も。総料理長の高橋さんは「今後も出来るだけ数多くの横浜野菜を皆さんにご紹介したい。今日のように皆さんをあっと驚かすようなイベントも取り入れながら、地道に地産地消活動を続けてゆきます」と語った。
2010年度の「はまふぅどコンシェルジュ」募集は、5月下旬~6月上旬を予定している。