横浜港大さん橋埠頭(横浜市中区海岸通1)で2月19日・20日、世界最大級高速フェリー「ナッチャンWorld」の入港にあわせて、イベント「ナッチャンWorld in Yokohama」が開催される。
同イベントは、まるっとあおもり実行委員会(青森県青森市)が主催するもの。「ナッチャンWorld」は函館~青森間を運航していた高速フェリーで、昨年3月に横浜・函館開港150周年を祝って横浜港へ初入港した。今回は「東北新幹線青森延伸」を記念しての入港で、青森の魅力を横浜に伝えるのがイベントのねらい。
会場では青森県物産協会などが出品する物産展が行われるほか、東北新幹線青森延伸の企画展やナッチャンWorldエグゼクティブクラス客室の無料見学なども実施する。イベントの開催時間は10時~17時。入場無料。
津軽海峡フェリーの戸田洋視さんは「横浜の皆さんにぜひご来場いただき、青森のよさを体感していただければと思います」と話す。
また、2月21日には久里浜港(横須賀市)発着の体験航海イベント「ナッチャンWorldまるっとクルーズ」も開催予定。航海時間は約1時間40分で料金はエグゼクティブシート8,000円、エコノミーシート6,000円。
詳細の問い合わせはまるっとあおもり実行委員会(津軽海峡フェリー青森営業所内 TEL 017-715-5656)まで。
ナッチャンWorldは、2008年4月に完成したおよそ10,000トンの双胴型高速船。ウォータージェット推進機4機を備え、満載時の航海速力は約36ノット(65キロ/h)。青森港と函館港の間(青函航路)を就航していたが、現在は運航を休止している。船名の「ナッチャンWorld」は、姉妹船の「ナッチャンRera」の「ナッチャン」と、船体に描かれたイラストの「世界中から集まった仲間たちがパレードする」というイメージから「World」を組み合わせて名付けられた。