環境モデル都市・横浜の実現に向けた横浜市と日産自動車(横浜市西区)の5カ年共同計画「ヨコハマ モビリティ"プロジェクトZERO"(YMPZ)」の1周年記念イベントが、3月20日、NISSANホール(横浜市西区高島1、日産自動車グローバル本社内2階)で開催される。
同プロジェクトは、環境にやさしく持続可能なモビリティライフの実現と、新たなエコロジービジネスを創造する、より質の高い低炭素ライフを目指すまちづくり計画。昨年3月に横浜市と日産自動車が調印し、市民を対象とした簡易エコ診断イベント「E-1グランプリ」の実施などを通して環境に配慮したエコ運転の普及を目指すほか、電気自動車(EV)の普及に向けた設備設置や補助制度の制定などに取り組んでいる。
今回のイベントでは、取り組み開始から1年が経過することを受け、市民や関連団体らを対象に成果の紹介やトークセッション、パネルディスカッションなどを実施。また、希望者にはプロジェクトの中心となるEVの同乗試乗やエコドライブ実践体験も行う(いずれも抽選制)。
当日の登壇者は日産自動車・山下光彦副社長、横浜市・林文子市長のほか、山下光彦さん(日産自動車副社長)、牧野英治さん(日産自動車ゼロ・エミッション事業本部部長)、信時正人さん(横浜市地球温暖化対策事業本部長)など。パネルディスカッションのコーディネーターは羽藤英二さん(東京大学大学院准教授)が務め、パネリストに中村文彦さん(横浜国立大学大学院准教授)、藤田優一さん(FMヨコハマ街角レポーター)、二見徹さん(日産自動車IT&ITS開発部エキスパートリーダー)、山田正人さん(横浜市副市長)を予定している。
横浜市地球温暖化対策事業本部の担当者・黒田美夕起さんは「当日は、この1年間の取組で少しずつ現れてきたプロジェクトの成果をお披露目することに加えて、このプロジェクトのさらなる飛躍に向けて、両トップがビジョンを発信します。横浜がどのような低炭素都市に進化するのか、会場の皆さんと一緒に考えることを楽しみにしています」と話す。
開催時間は14時~16時20分(13時受付開始)。参加無料。定員は500人で先着申し込み順、FAXまたはホームページで受付。3月15日締切。