かながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町2)で3月20日、環境に配慮した地域づくりを考えるイベント「【YES】Let’s ヨコハマミライ図」が開催される。
同イベントは横浜市が進める「YES(ヨコハマ・エコ・スクール)」の一環。街づくりの事例紹介やパネルディスカッション、ワークショップを通して、環境に配慮した地域づくりを考える。主催は公園・緑地・街路の景観整備計画や設計、コンサルティングを行う「遊緑地設計」。
プログラムは2部構成。第1部は、環境に配慮した地域づくりを実践する農業・林業・産業分野の3団体の取り組みを紹介した後、パネルディスカッションを実施。農業は、横浜の都心部でアートやデザインを取り入れた養蜂(ようほう)「HAMA Boom Boom! - ADMCミツバチプロジェクト」を展開する岡田信行さん(オルト都市環境研究所代表)、林業は、新しい森林再生・活用を目指すNPO法人「緑のダム北相模」理事の川田浩さん(全国森林インストラクター神奈川会会員)。産業分野からは、超小型電気自動車の普及を行う「Hamamatsu Smallest Vehicle Project」の羽田隆志さん(静岡文化芸術大学デザイン学部メディア造形学科助教授)を講師として迎える。
2部は、「環境に配慮した地域づくり 市民と一緒に考える街づくりワークショップ」をテーマに、講師と参加者を交えたワールドカフェ形式のワークショップを行う。
遊緑地設計の高橋寛和さんは「2009年度最後に、横浜150周年の次のステップ、ヨコハマのミライを共に探してみましょう」と話している。
開催時間は17時30分~20時(受付は17時~)。会場はかながわ県民センター・会議室301。定員は第1部=先着70人、第2部=先着50人(人数を越えた場合は交代制で参加)。参加費は500円(ワークショップ時にドリンクとおかしを配布)。問い合わせは遊緑地設計(TEL 045-785-8382)まで。
「YES」は、横浜市脱温暖化行動方針「CO-DO30(コード30)」の目標達成を目指し、市民、企業、大学、行政などが実施する環境・地球温暖化問題に関連するさまざまな講座、イベントなどの取り組みを「ヨコハマ・エコ・スクール」という統一的なブランドで広め、全市的な動きにしようとする市民参加型のプロジェクト。