YCCでギャラリー銀座一丁目開廊10周年展覧会-97人の作品を紹介

作品「ねんど」より(サカモトキョーコさん)

作品「ねんど」より(サカモトキョーコさん)

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 「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)」(横浜市中区本町6)で、ギャラリー銀座一丁目開廊10周年展覧会「アート百葉」が開催されている。

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 同展では、画廊「ギャラリー銀座一丁目」(東京都中央区)にオープン以来携わってきたアーティストたちの作品を一堂に紹介する。

 ジャンルは固定せず、日本画、現代絵画、細密水彩画、水彩、油彩、アクリル、パステル、水墨画、陶、ボタニカルコラージュ、テキスタイル、ねんど、紙と革の衣、銅版画、彫刻、人形、ガラス、細密ペン画、シルバー、インタラクティブアート、カリグラフィー、フォトグラフ、アルミアートなど、97人の多彩な作品を展示。

 作品は、赤松から成る同質で無個性なユニット(3×4×6センチの小木片)を積み上げ、削り、異質の、生命が宿る人の形を作りだした「同質な異質」(こんのげんさん)、闘病生活の間に出会ったキジバトとの体験を表現した細密水彩画「幼虫達の帰還」「化石の眠り」(ポオ エ ヤヨ)。混合技法「ときのみたゆめ」(臼木英之さん)、ねんど作品「NENDO_01」「NENDO_02」「NENDO_03」「ten」(サカモトキョーコさん)、油彩「滝で待ち合わせ」(赤枝真一さん)など。

 会場には、音楽療法に使われる音楽と映像作品を流すほか、複雑な自然現象を体験できるインタラクティブアート「CHAOSMOS カオスモス」が展示され、アーティストの冨岡雅寛さんの説明を聞きながら実際にカオスモスマシーンを体験することができるプレゼンテーションコーナーも設置。

 ギャラリー銀座一丁目のアートディレクター・真木みきこさんは「画廊10年の区切りとして、なかなか顔を会わせる機会がない作家の方々と一同に介し、展覧会を開催出来たらと考え企画しました。同展のロゴマークは、香り高いバラとして知られる『ダマスクローズ』ですが、このバラオイルを求めて私が現地で知り合ったアルメニアの画家Ara Haytayanさんの現代絵画も展示しています。最終日の3月22日には、ジャズ演奏『榎本秀一カルテット』も行いますのでぜひご来場ください」と話している。

 開催時間は11時~18時30分(最終日は16時まで)。会場はヨコハマ・クリエイティブシティ・センター3階スペース。入場無料。3月22日まで。

 ギャラリー銀座一丁目は1999年、昭和初期の趣を残す「奥野ビル」(東京都中央区、旧銀座アパートメント)4階に、同ビルで6番目の画廊として開廊。約18平方メートルの白いアート空間を生かし、若手からベテランまで幅広いジャンルのアーティストたちの作品発表を行っている。

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