関東学院大学KGU関内メディアセンター(横浜市中区太田町2)で3月27日、社会起業家が集まる「ヨコハマ・ソーシャルビジネス・フォーラム2010」が開催される。
横浜から新たな社会起業家を生み出すきっかけ作りを目的としたフォーラムで、「21世紀の社会をデザインする起業家たち」をテーマにさまざまなゲストを招き、基調講演やパネルディスカッションを行う。主催は横浜市経済観光局、横浜社会起業応援プロジェクト。プロジェクトは、社会起業支援に取り組むNPO法人「ETIC.」が横浜市経済観光局より「ソーシャルアントレプレナー創出育成・成長発展事業」として委託され実施している。
フォーラムは2部構成で、1部は「21世紀の社会をデザインする起業家たちへ」と題し、全国初となる24時間365日の在宅福祉サービスを提供するケア・センター「やわらぎ」代表理事の石川治江さんが基調講演を行う。
2部は、3つの分科会に分かれ、ディスカッションを展開。「貧困・紛争…、世界で今起きていることを伝えたい」をテーマとする分科会では、GLOBE PROJECT代表の菅原聡さん、ユナイテッドピープル代表の関根健次さん、WAKU-WORK代表取締役社長の山田貴子さんが議論する。
また、分科会「地域社会で、関係性を育む起業家たち」では、ガウディ代表取締役社長の伊藤和博さん、K2インターナショナル事業統括責任者の岩本真実さん、コトラボ合同会社CEOの岡部友彦さんによるトークが、「先代の仕事をソーシャル化する」をテーマとする分科会には、大川印刷代表取締役社長の大川哲朗さん、野澤組代表取締役社長の野澤吉且さんが登壇する。閉会後には、交流会を行う。
横浜社会起業応援プロジェクトの田中多恵さんは「志ある人の活動が単発ではなく持続的に行われ、連鎖しあうコミュニティとなることや、一人のカリスマに頼った地域社会再生ではなく、次々と若い世代の担い手が育つコミュニティとなることを目指し、市内の起業家や経営者・主婦・学生などさまざまな立場、あらゆる問題意識の方にお集まりいただきます」と話している。
開催時間は13時~16時(開場12時30分)。定員100人。参加無料(16時~の交流会は社会人2,500円、学生1,500円)。申込締切は3月24日。申し込みは横浜社会起業応援プロジェクトのホームページより。