フィギュアなどのホビーグッズを取り扱うグリフォンエンタープライズ(横浜市西区平沼1)は、6月販売開始予定のリアルフィギュア「ビックリマン次界創像聖典」の第1弾商品、「ヘラクライスト」の予約受付を開始した。
「ビックリマン」は、1977年にロッテ(東京都新宿区)が発売を開始した、チョコ菓子とシールがセットになった子ども向けの商品。おまけとして封入されていた「悪魔VS天使」シールがコレクションとして大人気となり、最盛期には年間4億個を売り上げるなど、社会現象にまで発展した。
今回販売を開始する同フィギュアは、シールに描かれていた「悪魔VS天使」シリーズの2頭身キャラクターをリアルな頭身へとスケールアップして立体造形化したもの。ビックリマンのフィギュア化は初の試みで、ロッテ公認のシリーズ商品となる。
第1弾として発売されるのは、天使キャラの聖ボット「ヘラクライスト」。全高は約18.5センチで、過去のシールとは異なったオリジナルポーズのフルカラー塗装済み商品となる。フィギュアにはキャラクター名入りプレートが付いた台座がセットとなるほか、購入特典としてフィギュアのポーズを2頭身化した描き下ろしの52ミリサイズのオリジナルシール、新旧ポーズのヘラクライストが肩を並べた48ミリサイズのダブルシールも封入される。
シリーズの総監修は、ビックリマン博士として知られる反後四郎さん。特典となるオリジナルシールのキャラクターデザインは、従来のシールと同様にグリーンハウス(大阪市)が担当する。
グリフォンエンタープライズ商品開発部の市島菜々子さんは「グリフォンがお送りするビックリマンリアルフィギュアプロジェクト『ビックリマン次界創像聖典』。記念すべき第1弾として、12天使のパワーを持つ聖ボット・ヘラクライストが登場します。ビックリマン博士・反後四郎さんの完全監修により、シールには描かれていない部分に至るまで緻密に立体化しました。リアルプロポーションで新たにデザインされた姿は躍動感抜群、迫力満点に仕上がっています。特徴的なアーマー類は硬質感あふれるパール調のメタリック塗装で、マントは生物的なイメージを意識したクリアー素材で再現しました」と話す。
価格は7,770円。完全受注販売のため、購入にはグリフォンエンタープライズのウェブサイトまたはホビーショップなどの取扱店で予約が必要。申し込み締切や取扱店一覧など、詳細はホームページで。
第2弾以降のキャラクターや販売時期は順次発表する。
グリフォンエンタープライズは、PVC・レジン&コールドキャスト製塗装済み完成品フィギュアや、ガレージキット製品などを企画・販売するホビーメーカー。また、ホビー総合イベント「トレジャーフェスタ」の主催なども行っている。