横浜市技能文化会館(横浜市中区万代町2)で3月30日、地域の歴史・文化を継承する新たな仕組みを考える「地域住民参加型デジタルアーカイブの推進に関するフォーラム」が開催される。
同フォーラムでは、地域住民参加型のデジタルアーカイブの運営やコンテンツの収集方法、集まったデータの利活用を促進する方策などについて議論する。
慶応義塾大学環境情報学部の清木康教授が「将来のデジタルアーカイブの在り方について」をテーマに基調講演をおこなうほか、「持続可能な地域住民参加型デジタルアーカイブの構築について」をテーマにパネルディスカッションを行う。
パネルディスカッションには、中央大学大学院戦略経営研究科助教授の折田明子さん、フォートラベル代表の野田信吾さん、山梨県でアーカイブ事業に取り組む地域資料デジタル化研究会の丸山高弘さんのほか、横浜で昨年より運営されている写真投稿サイト「みんなでつくる横濱写真アルバム」の運営にかかわる横浜コミュニティデザイン・ラボの杉浦裕樹さんが登壇する。コーディネーターはアカデミック・リソース・ガイド代表の岡本真さんが務める。
開催時間は13時~16時30分(開場12時30分)。会場は横浜市技能文化会館2階多目的ホール。参加費無料。問い合わせは総務省関東総合通信局情報通信部情報通信連携推進課(TEL 03-6238-1680)まで。
フォーラムを主催する総務省関東総合通信局は昨年10月、「地域住民参加型デジタルアーカイブの推進に関する調査検討会」を設置し、地域共有の資料保管庫としての役割のほか、観光、まちづくり等の地域振興において重要な役割を担っている地域住民参加型のアーカイブについて、「みんなでつくる横濱写真アルバム」で実地検証を行いながら検討をしてきた。