三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で3月27日より、夜間にライトアップされた桜や古建築を楽しむ「観桜の夕べ」が開催されている。
「観桜の夕べ」は、桜が咲く春の三溪園を夜間にも楽しんでもらおうとスタートした毎年恒例のイベント。期間中はソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラをはじめ、同園の創設者である原三溪の出身地・岐阜県ゆかりの淡墨桜(うすずみざくら)2世、荘川桜(しょうかわざくら)2世、高桑星桜(たかくわほしざくら)など、約300本の桜と三溪園を代表する「三重塔」などの歴史的建造物をゆっくり鑑賞することができる。
観覧場所は外苑の大池周辺(夜間17時以降は、内苑および外苑奥は立入禁止)。
園内の茶店のひとつ「三溪園茶寮」では、細かく刻んだ桜の葉が入った桜餅のような香りが特徴のワッフルコーン「さくらアイス」(300円)、もなかの中にさくらアイス、白玉2つ、大納言あずきが詰められた「さくらさくら」(420円)を販売している。
三溪園の広報担当の吉川利一さんは「桜が開花すると三溪園は華やかな姿に一転し、同じ桜の景色でも昼と夜とでは趣がずいぶん変わります。三溪園に通じる本牧通りからの桜道も桜で埋め尽くされ桜一色に。ぜひ春の1日をゆっくり楽しんでいただければと思います」と話している。
「観桜の夕べ」開催中の開園時間は9時~21時(入場は20時30分まで)。入園料は一般=500円、子ども=200円、65歳以上のシニア=300円。4月3日・4日はJR根岸駅~本牧市民公園間で無料シャトルバスを運行(雨天運休)。開催は4月4日まで。