イタリア船籍の大型客船「コスタ・クラシカ(COSTA CLASSICA)」が4月4日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)に初入港した。
「コスタ・クラシカ」はコスタ・クルーズ社が運行する1991年に竣工(しゅんこう)した豪華客船。黄色い3本のファンネル(煙突)を持つ白い船体で、イタリアの伝統とスタイルを受け継いだ優雅なデザインが特徴。
船内は古代ローマのたたずまいを再現したチボリレストラン、ルネッサンス期の精巧な壁画、プッチーニダンスホール、手作り家具などのオリジナル美術装飾が施され、洋上の宮殿ともいわれている。客室はゆとりをもたせたつくりで、バルコニー付キャビンのスイート10室を備える。船内最上部に位置する展望台は、夜間にはディスコ空間になる。2001年に全面リニューアルを終えた。
総トン数は52,926トン、全長220.6メートル、全幅30.8メートル、乗客定員は1,680人。
「中国・韓国・日本・台湾 14泊15日」周遊クルーズの一環で、神戸から横浜港に4日12時に着岸し、5日18時に長崎に向けて出航した。
横浜港では4日、豪華客船「飛鳥II」(50,142トン)が世界一周クルーズに出航。5日は「ぱしふぃっくびいなす」(26,594トン)とリニューアルした「にっぽん丸」(21,903トン)が入港し、3隻の豪華客船が同時に大さん橋に接岸した。
横浜港には今年4隻の外国船が初入港する予定で、3月30日には「サン・プリンセス(Sun Princess)」(バミューダ船籍、77,441トン)が寄港した。今後は5月2日「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(バハマ船籍、69,130トン)、9月27日「セブン・シーズ・ナビゲーター」(バミューダ船籍、28,550ト ン)が入港する。
帆船日本丸・横浜みなと博物館(西区みなとみらい2)では、4月11日まで客船のインテリアを紹介する「豪華客船インテリア画展」が開催されている。