横浜ロイヤルパークホテル(横浜市西区みなとみらい2)で4月6日、「濱の料理人」プロジェクトの発足会が行われた。
「濱の料理人」は、料理人による新しい地産地消のプロジェクトとして「横浜市を全国に誇れる『地産地消』の代表都市にする」という理念のもと発足。プロジェクトメンバーは現在30人。構成メンバーは、キリンビール、横浜醤油、エバラ食品工業、JA横浜など企業で地産地消に取り組む人たちや、料理人、農業従事者、地産地消案内人「はまふぅどコンシェルジュ」、小学校の栄養職員など。
6日に行われた発足式ではプロジェクトメンバーの紹介のあと、今後の活動についての説明と交流会が行われた。事務局長を務める椿直樹さん(焼肉「天山」統括支配人)は「仕事の傍ら、市民団体の料理教室などを行いながら、7年ほど『地産地消』への思いを温めてきた。高い理念を掲げているが、できること、継続できることから、ゆっくり活動していきたい。志の高いメンバーが集まった団体ですので、どうか末永く見守ってほしい」と挨拶。
相談役を務める横浜ロイヤルパークホテル総料理長の高橋明さんは「当ホテルで地産地消を始めて間もないが、実際に行ってみると横浜がアーバンリゾートということもあり非常に反響がある。今後とも地産地消を通して横浜を全国に、世界にアピールできるよう努めたい」とコメント。
自己紹介ではメンバーの口から「何ができるのか分からないが、何かできれば」という言葉が多く聞かれ、「地元野菜を婚礼メニューにすることが夢」、「主婦の目線を生かしたい」、「都市部ならではの連携プレーで横浜の文化としての地産地消を目指す」、「食の現場と生産の現場をつなげたい」など、同プロジェクトに熱い思いが寄せられた。
今年度は、6月6日に市内の代表的な野菜産地を視察見学する「生産現場視察」。11月7日に「地産地消フォーラム」の一環として、プロ部門・アマチュア部門に分かれて行う地元の食材を使った「濱の鉄人」料理コンテストを予定している。今後、「濱の料理人」の公式WEBサイトも開設する予定。
同プロジェクトへの問い合わせは「濱の料理人」事務局(TEL 090-8434-3282)まで。