横浜市は4月8日より、「未来のヨコハマ」を表すロゴマークの市民投票を行っている。
横浜市は2008年12月、「横浜市の未来を、想像しよう。」というかけ声のもと、市民参加により横浜の「都市ブランド」を構築する共創プロジェクト「イマジン・ヨコハマ」をスタート。
「イマジン・ヨコハマ」では、2009年3月から、多くの市民が参加したワークショップ「1000人ワールドカフェ」や、開国博Y150会場での意見収集、インタビューを人から人へ連鎖的に広げて意見を集める「つながり市民インタビュー」、ボランティアが市内各地でワールドカフェを開催する「出張ワークショップ」などの手法で、「横浜の魅力」や「未来のヨコハマ」についての市民の意見を集約し、「ヨコハマの未来像」を表す「ブランドステートメント」や、未来像を一言で表す「スローガン」を作成してきた。集まった市民意見は、約4,800件。
今回はプロジェクトの成果物として、今後、国内外に横浜のイメージを発信し、市民がさまざまな場面で使える「未来のヨコハマ」を表す都市ブランドロゴマークの市民投票を実施する。
対象ロゴはA案、B案、C案の3デザイン。A案は、ヨコハマのシンボルカラー「青」をベースに、異なるものを受け入れる市民の心をYOKOHAMAの「y」をかたどったハートで表現。B案は、ヨコハマに吹く風のイメージから、風車の羽根をモチーフに3つの異なる四角形でヨコハマの多様性を表現。C案は、文字の背景にヨコハマに寄せる波をイメージした曲線を配し、緑と青のグラデーションで丘と港の調和を表現している。
投票方法は、「イマジン・ヨコハマ」のホームーページ、携帯電話、ハガキ、FAXのいずれか。ハガキ付きチラシは、市民情報センター、各区役所、市内PRボックスなどで配布する。投票締切は5月20日。投票の結果は6月に公表する予定。
横浜市都市経営局政策課の米満東一郎さんは「ご投票をいただくマークは、市民のみなさまからいただいたご意見を元に、横浜の未来像をデザインしたもの。ぜひ、未来の横浜を頭に思い浮かべながらご投票ください。選ばれたマークは、今後市民のみなさまにさまざまな場面で使っていただけるものです。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています」と呼びかけている。