オランダ船籍の大型客船「アムステルダム(Amsterdam)」が4月12日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)に入港した。
「アムステルダム」はホーランドアメリカ・ライン社が運行する2000年9月に竣工(しゅんこう)した豪華客船。
クラシックなV字型の船首、HAL(ホーランドアメリカ・ライン)の旗艦船の印となるファンネル(煙突)2本をもち、船内にはスポーツバーやカジノ、ワイン・テイスティング・バー、可動式の屋根をもつプールなどを備える。インテリアは、アトリウムのシンボルになっている豪華な大型時計をはじめ、ステンドガラス、深いレッド色の椅子や絨毯(じゅうたん)、デルフト焼のタイル画が施され、大人の雰囲気が漂う落ち着いた造り。
総トン数は60,874トン、全長237.98メートル、全幅32.25メートル、乗客定員は1,380人。
同客船は「114泊 グランドワールドボヤージュ」世界一周クルーズの一環で、神戸から横浜港に12日14時に着岸。13日は、京浜フェリーボート(横浜市中区海岸通1)が横浜ベイブリッジ付近でアムステルダムの出航シーンを観覧する「お見送りクルーズ」を運行し、多くの船ファンが見守るなか、18時に函館に向けて出航した。
横浜港には今年4隻の外国船が初入港する予定で、3月30日に「サン・プリンセス(Sun Princess)」(バミューダ船籍、77,441トン)、4月4日に「コスタ・クラシカ」(イタリア船籍、52,926トン)が寄港した。今後は5月2日「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(バハマ船籍、69,130トン)、9月27日「セブン・シーズ・ナビゲーター」(バミューダ船籍、28,550トン)が入港する。
大さん橋国際客船ターミナルは、客船の入出港や、みなとみらい地区、赤レンガ倉庫、山下公園、ベイブリッジなど港の景観を360度のパノラマで眺めるこ とができる。芝生の広場もある屋上広場は24時間オープンしている。入場は無料。