横浜・関内駅近くの吉田町通りと福富西公園(横浜市中区福富町西通2)で4月17日と18日、「第11回 ヨコハマ吉田町通り アート&ジャズフェスティバル」が開催される。
地元ボランティアによる地域活性化を目指す取り組みの一環で、アート作品の発表展示・即売、ジャズの生演奏を行う。主催はヨコハマ吉田町通り アート&ジャズフェスティバル実行委員会。
アートイベントは、11月に横浜で開催される「APEC(アジア太平洋経済協力)」を記念したプレイベントとして、「Face to faceで参加しよう!」をテーマに、APEC21カ国の地球儀のペーパークラフトやフェイスマスクを制作するワークショップを開催。フェイスマスクワークショップでは、実際に和紙の原料で自分の顔型をとり、オリジナル「フェイス・マスク」を体験できる。
恒例のアート作品の展示・即売には、52組60人のアーティストらが出展。作品は漆芸・絵画・シルクスクリーン・鉛筆画など。似顔絵コーナーや来場者のフルネームで詩を書き上げる「即興詩」コーナーも設けられる。
ジャズ演奏は、2日間でプロ・アマチュア含むバンド8組約50人が路上ライブを展開。参加バンドは、「山田拓児Quintet」、「浅川太平トリオ」、「渡辺典保バンド」、「ユーオーリンズ・ジャズハウンズ」、「前田慶一 5」、「上杉優バンド+皆川トオル」ほか。
「吉田町Bars’Street(バーズストリート)」では、吉田町のバー店舗の連携による生ビール販売、ラムネの制作体験のほか、バーボン・ウイスキー「メーカーズ・マーク (Maker's Mark)」の封ろうを楽しむことができる。
また、今年は新たな試みとして「吉田町アート・グランプリ」を開催。優勝者には、吉田町画廊で1週間の個展プレゼント、準優勝者には吉田町裏道ギャラリーの10日間展示プレゼントなど、無料で作品を展示する機会が与えられる。
同フェスティバル実行委員会の吉田和正さんは「今年のアートは、絵画や写真以外に手作りのバッグやハンモックの立体作品なども取り入れています。ジャズ演奏では、ジャズプロムナードの優勝グループも出演するので、ぜひ生で本物の音を感じて欲しい」と話す。
開催時間はアートイベント=11時~17時、ジャズ演奏=12時~17時。雨天中止。
「中区・吉田町地域」は、横浜市が2006年から実施している「地域経済元気づくり事業」の一環として昨年9月に設置された「@かんべぇ」を拠点に、吉田町全体を美術館と見立てた、アートとジャズを生かしたまちづくりプロジェクトに取り組んでいる。吉田町裏道ギャラリーや店舗でアート作品を展示するほか、毎月、第1・第3金曜日の夜は、バーズストリートを中心にジャズの演奏を行っている。