相鉄ホールディングス(横浜市西区北幸2)は4月15日、アップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」や「iPod touch(アイポッドタッチ)」向けに、相鉄グループのさまざまなサービスを受けられる「相鉄アプリ」の配信をスタートした。
「相鉄アプリ」は、国内でも順調に販売台数を伸ばしている「iPhone」と「iPod touch」を対象に、同社とビジネス・アプリケーションソフトの企画・設計・開発などを行う「ピー・アール・オー」(中区山下町123)が共同開発したアプリケーションソフトウェア。
サービスを利用すると、無料で初期メニューにある同社が発行する文庫本タイプの広報誌「相鉄瓦版」を電子書籍として全ページ閲覧でき、相鉄電車9000系の運転席から撮影した「相鉄線運転席動画」(サンプル版)や、希少価値の高い鉄道写真「相鉄電車写真館」(サンプル版)の閲覧が可能になる。
今後は初期メニューに加え、相鉄線各駅を拠点とする地図付のウォーキングコースを紹介する「駅からさんぽ」をはじめ、神奈川県内の楽しい地域情報を紹介する相鉄グループのケーブルテレビ会社「横浜ケーブルビジョン」の人気番組を動画化した「沿線地域密着番組」。また、有料版の「相鉄線運転席動画」、「相鉄電車写真館」など、さまざまなメニューの導入を予定している。
同アプリは、パソコンからメディアプレーヤー「iTunes(アイチューンズ)」を経由、または「iPhone」や「iPod touch」から、直接3GネットワークかWi-Fi経由で「App Store」にアクセスしてダウンロードすることができる。
相鉄ホールディングスの業務推進室、広報担当の前原洋平さんは「2010年末までに10,000ダウンロードを目指して、今後、さまざまな商品・サービスをアプリ化する予定です。ぜひダウンロードしてお楽しみください」と話している。