映像文化の発信拠点「野毛Hana＊Hana」（横浜市中区花咲町1、TEL 045-325-8123）で4月17日より、開館1周年を記念した報告展示「野毛Hana＊Hanaドキュメント2009」が開催されている。

　「野毛Hana＊Hana」は昨年4月22日、地域の発展を目指し、情報発信拠点と映像メディアのアートスペースとして開館。野毛地区街づくり会の組織内に設立された野毛Hana＊Hana委員会が管理運営母体で、これまで文化に関わる専門家やクリエーターが中心となり事務局を運営し、野毛地区のまちづくりの活動の場や地域に根ざした新たな文化発信の拠点として多彩な活動を行ってきた。

　事業は、多目的レンタルスペースを利用した地域間交流事業｢まちづくりとアート｣、若手アーティストの育成を目指した「Hana Buzz アンデパンダン展」や「Hana Buzz シネマ」、「AANポートフォリオミーティング」などの公募型イベント。また、映像・メディアに関する事業体や個人の共同オフィス「メディアギルド」の運営、写真専門のアートNPO「ザ・ダークルーム・インターナショナル」活動の拠点、映像メディアやファッションに関する人材育成を目指した教育プログラム「Hana*Hanaエデュケーション」、インターネット放送TVで地域のフェスティバルやイベントを発信する「地域情報発信事業」など。

　「野毛Hana＊Hanaドキュメント2009」では、「野毛Hana＊Hana」が1年間行ってきた自主企画の活動資料の展示をはじめ、新メンバー含む7組のメディアギルドメンバーのパネル紹介を行い、インターネット放送局「Hana*HanaTV」の記録映像を公開する。

　メディアギルドのメンバーは、これまでの「creative office tie」「K Photo Service」「Rei 2 3 Co.,Ltd.」「ROD Co.,Ltd.」「S.D.L. NADI」「NPO法人 横浜シティガイド協会」に加え、新たに日英バイリンガルのフリーペーパー「YOKOHAMA SEASIDER」を発行している「Bright Wave Media」が加わった。

　5月29日には、1周年記念イベント第2弾として、ライブや秘蔵映像公開などを盛り込んだ交流パーティー「野毛Hana＊Hanaまつり vol.2」を予定している。

　イベントを担当する嘉藤笑子さんは「今回の展示によって、皆様により深く野毛Hana＊Hanaの活動をご理解いただき、今後の継続的活動につなげるための機会とさせていただきたい。レンタルスペースは現在、半額キャンペーンを行っています。ぜひご利用ください」と話している。

　会場は野毛Hana＊HanaスペースB。開催時間は11時～19時、入場無料。4月25日まで。