横浜のオリジナルグッズを展開する「エクスポート」(横浜市中区海岸通4)は4月27日、新商品のクラシック・サイダー「横浜ポートサイダー」の販売を開始する。
サイダーは1868年、イギリス人のノースレーが横浜の外国人居留地で「ノース&レー商会」を開業し、製造販売をスタートしたのが始まりといわれている。横浜発祥の品のひとつで、1899年に秋本己之助が王冠飲料水の製造の工業化に成功し、横浜の扇町で「金線サイダー」として販売し本格的に流通した。
新商品「横浜ポートサイダー」は、昭和初期のサイダーの味をもとに作られたコクのある飲料水で、砂糖をゆっくり溶かして出した自然の甘さが特徴。ラベルには横浜カラーのブルーの玉(ドット)がデザインされており、今回は発売記念ラベルとして、横浜生まれのキャラクター「ブルーダル」がサイダーを飲む様子を4コマのストーリーで描いた特別ラベル「ブルーダル4コマラベル」も限定発売する。
価格は1本各210円、3本セット693円(ブルーダル2本、ドット1本、化粧箱入)、6本セット1,323円(ブルーダル3本、ドット3本、化粧箱入)。内容量は1本330ミリリットル。
担当するNDCグラフィックスの田中あづささんは「砂糖だけで甘みを出したシンプルで懐かしい味です。ラベルの裏面のデザインは、サイダーが入った状態で丸いドット模様に見えるように、実は細長い丸をデザインしています。デザインも楽しみながら飲んでいただければ」と話す。
販売は「タワーショップ」(ランドマークタワー69階展望フロア)、「赤レンガ デポ」(赤レンガ倉庫1号館1階)、「エクスポート」(横浜港大さん橋国際客船ターミナル内)、「エムエムみやげ」(MM線みなとみらい駅改札前)、そごう横浜店(地下2階)、オンラインショップ「メイドインヨコハマ」など。特別ラベル版はゴールデンウィーク期間中に限定販売される。問い合わせはエクスポート(TEL 045-224-4785)まで。
「ブルーダル」は青い斑点模様がトレードマークで、開港当時、伴走犬として馬車を先導していたダルメシアンの子孫という設定のキャラクター。2004年2月のみなとみらい線の開業を機にグラフィックデザイン会社「NDCグラフィックス」が横浜のPRを目的にデザインした。