昨年11月にみなとみらいに新設されたロングラン公演専門シアター「キヤノン・キャッツ・シアター」(横浜市西区高島1)で上演中の劇団四季ミュージカル「キャッツ」の日本公演回数が4月25日の夜、通算7,486回に到達し、ブロードウェイのロングラン記録を上回った。
ミュージカル「キャッツ」の日本初演は1983年11月11日、東京(新宿駅西口)。以来、27年にわたり、9都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、静岡、広島、仙台、横浜)、延べ17公演地でロングラン上演を実施してきた。25日のソワレ公演で、ブロードウェイ(1982年10月7日~2000年9月10日)の公演記録回数7,485回を更新した。日本公演の総入場者数は765万人。
25日の夜は終演後、ロングランの達成を祝い、カーテンコールに出演キャストの「猫」たちが巨大な「7486」の数字のオブジェを掲げて登場。ラム・タム・タガー役を務める荒川務さんが「今後も皆様とともに、さらなる記録更新へ邁進してまいります」、マンカストラップ役の武藤寛さんは「ここ横浜でこの日を迎えることができましたのは、何よりもお客様のご支援のたまものと、出演者・スタッフ一同感謝の気持ちで一杯です」と、会場に集結したファンへ感謝を伝え、会場は温かい拍手に包まれた。
劇団四季はミュージカル「キャッツ」の横浜延長公演を決定し、追加公演分のチケットを7月4日より一般発売開始する。延長公演期間は9月1日~11月28日。8月31日までの公演分は現在発売中。予約・詳細は劇団四季ホームーページより。
「キャッツ」は、ノーベル賞作家T.S.エリオット(1888~1965)の猫詩集を元に、作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーや演出家トレバー・ナン によって作られたミュージカルで、「都会の片隅のゴミ捨て場」で個性豊かな猫たちが一夜限りの舞踏会を繰り広げるというストーリー。1981年のロンドンでの開幕以来、世界36カ国で上演されている。