「アイスクリームの日」の5月9日、中区馬車道で「2010アイスクリーム発祥記念イベント」として、タカナシ乳業の協力による「横濱馬車道あいす」の無料配付が行われる。
今年で32回目を迎える恒例イベントで、1869年(明治2年)5月9日、町田房蔵により、当時「あいすくりん」と呼ばれていた日本で初めてのアイスクリームが、馬車道通りに開業した「氷水屋」で製造販売されたことを記念して毎年開催されている。主催は馬車道商店街協同組合。
当日は、鹿鳴館ドレスに身を包んだ横浜観光親善大使らが、12時より馬車道広場付近でアイスクリーム5,000個を無料配布する。
また、アイスクリーム発祥記念として9日~11日の3日間は「馬車道マルシェ」を開催。期間中は、飲食店による物販・飲食のワゴンセールを行うほか、馬車道商店街に店を構えるかつれつの老舗レストラン「勝烈庵」やジュエリーショップ「アートジュエリー馬車道サロン」などの店舗が自慢の商品を特別価格で提供する。開催時間は11時~18時。
「アイスクリームの日」は、1963年に日本アイスクリーム協会が制定。同協会神奈川支部は、1976年にアイスクリーム発祥記念のブロンズ彫像「太陽の母子像」を寄贈し、馬車道通り(中区常盤町4、スターバックス前)に設置した。製作者は高村光太郎に師事した札幌出身の彫刻家の本郷新で、「太陽の母子」をアイスクリームの原料のミルクから連想し、母乳で子どもを育む「母」のイメージで制作したという。