横浜ドラゴンボートレース協議会は5月22日・23日・29日・30日の4日間、山下公園前面海上で「横濱ドラゴンボートレース 中華街賞杯2010」を開催する。
ドラゴンボートは古代中国で生まれた世界最古の手こぎ船舟の競漕で、1976年に香港国際龍舟祭りでスポーツ競技化されて以来、世界38国以上で行われている。レースでは、紀元前の中国から伝わる龍の頭と尾を持った長さ約12メートルのボートに18人のこぎ手と太鼓手、舵取りが乗り込み、山下公園前海上の直線260メートルのコースでスピードを競う。
今年は5月22日に「インターコンチネンタルホテル カップ」、23日「サンデーチャレンジ カップ」、29日「JBグループ カップ」。最終日の30日には、午前「コカ・コーラ セントラルジャパン カップ」、午後「香港 カップ」「インターナショナル チャンピオンカップ」を実施。総数205チーム、約4,000人の選手が参戦し、「香港カップ」の優秀チームには、7月23日~25日に香港で開催される「香港ドラゴンボートカーニバル オープンインターナショナル チャンピオンシップ」への出場権が与えられる。
開催時間は5月22日・23日・29日=9時~、30日=9時~、12時~、12時40分~。観覧無料。
山下公園内には、木製玩具自転車試乗コーナー、盲導犬の紹介ブースなどが並び、飲食物販ブースでは、地ビール「横浜ビール」、鎌倉ハム特注ジャンボサイズのソーセージを使ったジャンボホットドッグ、クレープ、串焼肉、とり肉と野菜のチキンサンド「ドネルケバブ」、沖縄料理などを提供する。
また、ブラスバンドやアマチュアバンドのライブがステージで行われ、最終日には横浜創英中学・高等学校の吹奏楽部と藤塚太鼓による演奏が行われる。
ドラゴンボートレースは、横浜では1994年に「第13回横浜どんたく開港祭」(現在の横浜開港祭)のマリンイベントのひとつとしてスタートし、2000年まで横浜青年会議所が主催。2001年にNPO法人横浜ドラゴンボートレース実行委員会が設立され、市民の手により企画運営されている。香港や台湾などから出場者が集まり、昨年の参加選手は200チーム・約4,000人、来場者は4日間で7万人。