美濃屋あられ製造本舗(横浜市中区小港町1)は5月より、ナポリタン味のあられ「横浜ナポリタン」を先行発売している。
「横浜ナポリタン」は、同店が開発する横浜発祥シリーズ第1弾「横濱ビア柿」に続く新商品。材料には、復刻版の清水屋ケチャップやバター、ローストオニオン、シチリアの海塩を使用し、ベーコンの風味付けをして仕上げた。価格は1袋50グラム(直売所販売限定パッケージ)で150円。
スパゲティ・ナポリタンは戦後、喫茶店などで庶民的メニューとして広まった洋食のひとつ。ナポリタンを日本で初めて考案したのは、ホテルニューグランドのサリー・ワイル初代総料理長のまな弟子だった2代目総料理長・入江茂忠さんといわれている。連合軍に接収されていたころ、軍用食として出されていたスパゲティとトマトケチャップをあえた料理にヒントを得て作ったのが始まりだという。
美濃屋あられ製造本舗の小森健太郎さんは「斬新な素材なだけに、試作に試作を重ね、1年がかりで納得の行く味に仕上げました。横浜ナポリタンは、宮内庁御用達にもなった『清水屋ケチャップ』の復刻版をたっぷり使った贅沢品で、横浜に拠点を置く『日本ナポリタン学会』の公式認定商品です」と話している。
「横浜ナポリタン」は、美濃屋あられ製造本舗直売所と同社ホームページで先行販売しており、7月から一般発売も開始する。