横浜市が取り組んできた市民参加型都市ブランド共創プロジェクト「イマジン・ヨコハマ」の成果物として、未来の横浜を表す「ステートメント」、「スローガン」、「ロゴマーク」が決定した。
イマジン・ヨコハマは、横浜市が開港150周年を契機に2008年12月、「横浜市の未来を、想像しよう。」というかけ声のもとスタートした、市民参加型の横浜の「都市ブランド」を構築する共創プロジェクト。
集めた市民意見を基に、横浜の未来像を表す「ステートメント」、「スローガン」、「ロゴマーク」を作成し、今後、国内外に横浜のイメージを発信し、市民がさまざまな場面で使える「未来のヨコハマ」を表す都市ブランドロゴマークの市民投票を実施した結果、3デザイン(A案、B案、C案)の中からB案が採択された。
B案は風車の羽をモチーフにしたマークで、ステートメントに書かれている、ヨコハマに吹く自由で開放的な風をイメージしたもの。3つの異なる四角形は、ヨコハマの多様性を表している。
投票総数は77,086票(有効投票分)。うち、A案22,692票(29%)、B案44,805票(58%)、C案9,589票(13%)。投票は4月8日~5月20日にかけて、ホームページ、携帯電話、ハガキ、ファックスなどから受け付けた。
今後、横浜市は同ロゴマークを、広報よこはま、市ホームページ、バナー、海外でのコンベンション誘致、職員名刺などに活用していく。
林文子横浜市長は「7万7千もの多くの投票をいただき、ありがとうございました。『自由で開放的な風』を表現したマークで、横浜らしいと思います。ぜひ、多くの市民の皆様にご利用いただきたいと思います」とコメントしている。
イマジン・ヨコハマは2009年3月から、多くの市民が参加したワークショップ「1000人ワールドカフェ」や、開国博Y150会場での意見収集、インタビューを人から人へ連鎖的に広げて意見を集める「つながり市民インタビュー」、ボランティアが市内各地でワールドカフェを開催する「出張ワークショップ」などの手法で、「横浜の魅力」や「未来のヨコハマ」についての市民の意見を集約し、「ヨコハマの未来像」を表す「ブランドステートメント」や 未来像を一言で表す「スローガン」を作成してきた。集まった市民意見は約4,800件。