みなとみらいで「アフリカ映画」の特別上映会-カンヌ映画祭受賞作品も

カンヌ・インディペンデント映画祭の最優秀短編賞作品「プンジ」より©Inspired Minority and One Pictures

カンヌ・インディペンデント映画祭の最優秀短編賞作品「プンジ」より©Inspired Minority and One Pictures

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 赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市中区新港1)と横浜ランドマークホール(西区みなとみらい2)を会場に、6月12日・13日、19日・20日の週末2回に分けて「シネマアフリカ特別上映会」が開催される。

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 上映会は「アフリカが語るアフリカを日本へ」をコンセプトに、アフリカ人監督たちによる映画を紹介するシネマアフリカ実行委員会が主催。

 上映作品は、日本未公開作品2本を含む全6作品。上映会は2部構成で、第1部は赤レンガ倉庫イベント広場で開催される外務省主催「アフリカン・フェスタ2010」内、第2部は横浜ランドマークホールで行われる。

 注目作品は、カンヌ・インディペンデント映画祭で最優秀短編賞を受賞したSF短編映画「プンジ」(2009年、南アフリカ/ケニア、ワヌリ・カヒウ監督)。退廃のヨーロッパから夢の大陸アフリカへ白人移民が押し寄せる社会を描いた長編映画「アフリカ・パラダイス」(2006年、ベナン/フランス、シルベストレー・アモーゾ監督)。母を亡くした幼い姉弟が、工芸品コンテスト出場という亡き母の夢を叶えようと旅に出る「イズルー・ラミ/My Secret Sky」(2008年、南アフリカ、マドダ・ンカイヤナ監督)。

 シネマアフリカ代表の吉田未穂さんは「日本初公開作品は『第三次世界大戦後の東アフリカ』を描いた生命の物語『プンジ』と社会派コメディ『アフリカ・パラダイス』。この『アフリカ・パラダイス』は、大爆笑した後に、アフリカを取り巻く笑えない現実について考えさせられる作品です」と話す。

 会場は6月12日・13日=横浜赤レンガ倉庫の大型テント2階レクチャーコーナー。19日・20日=ランドマークプラザ5階の横浜ランドマークホール。詳細は「シネマアフリカ」ホームーページより。

 シネマアフリカは、アフリカ映画やアフリカを愛する有志による団体で、東京や神奈川など、首都圏を中心にさまざまな職業の社会人や学生が集まり、2007年より映画祭を開催。現地の映画祭にスタッフが足を運び、アフリカ各地で作品の調査や収集を行うなど「アフリカからの映像直行便」にこだわっている。

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