関東学院大学(横浜市金沢区六浦東1)は6月10日、障がい者の雇用支援を行うサンクステンプ(東京都中野区)との共同開発商品「横濱オリーブクッキー」の販売を開始する。
共同開発は、横濱オリーブクッキーの販売を通した、地産地消の実践と横浜市内の地域産業の活性化、障がい者雇用の拡大が目的。
商品はクッキーを製造・販売する「よこはま夢工房」(南区浦舟町3)で働く横浜市内の知的障がい者を中心としたスタッフが手作りで製造しており、オリーブの果実とオリーブオイルを使用した「オリーブクッキー」、モチーフに同大学の校章「オリーブの三葉」を取り入れた「校章入りプレーンクッキー」、横浜市特産の小松菜をクッキー生地に練り込んだ「小松菜クッキー」の3種類を販売する。
横濱オリーブクッキーの考案者である、同大学人間環境学部健康栄養学科の江田節子教授は「時季には実がなり、学内で朝夕見ているオリーブのとりこになり、オリーブを用いた本学のオリジナルクッキーを考案しました。スクールカラーの緑をイメージし、横浜市の地場産物である小松菜を用いています」と話している。
価格は1袋10枚入220円(3種類)、箱入りセット1,470円(3種類ミックス)。販売場所は関東学院大学・KGU 関内メディアセンター(中区太田町2)、金沢八景(室の木)キャンパス購買部「Salle(サルー)」。
よこはま夢工房では、知的、精神障がい者を中心とした57人が、「テンプりん」クッキーをはじめ、季節やイベントにあわせたさまざまな種類のクッキーを手作りで商品化し、地元横浜を中心に大学や保育園・幼稚園などへ販売を行っている。