横浜市は6月28日~7月4日の7日間、上海万博の「日本産業館」で、民間、行政の協働による横浜の観光PRや知名度向上を目的としたイベント「横浜ウィーク2010」を開催している。
横浜市は今年度、羽田空港国際化や中国の個人観光ビザの解禁などの流れを受け、中国からの観光客誘致を強化しており、同市は万博会期中に「日本産業館」に出展し、横浜市の観光PRの映像展示を行っている。今回の「横浜ウィーク2010」では、日本産業館のステージでイベントを行うほか、上海市内で、観光客誘致や企業誘致のセミナーの実施、横浜ブランド展の開催など、横浜のプロモーションを集中的に実施する。
ステージイベントでは「横浜ウィーク/海浜浪漫之都・横浜」と題し、FM横浜による音楽番組の公開収録をはじめ、フラワーパフォーマンスショー、神奈川県日中友好協会による「日本舞踊・浴衣着付け体験」、挙式プロデュース会社「アディック」による本物のカップルの人前結婚式「横浜 de ウェディング」、横浜・八景島シーパラダイスが「海のエンターテインメントショー」を実施する。
横浜観光セミナーでは、「横浜発表会in上海」をテーマに、中国のメディア、旅行代理店などを対象とした横浜の観光プレゼンテーションを行い、メディアへの横浜情報の掲載や、横浜へのツアー造成を促進する。
7月2日に上海市内で開催される歓迎レセプションには、伊勢佐木町の路上ライブからメジャーデビューを果たしたフォークデュオ「ゆず」が特別ゲストとして登場し、中国で歌を初披露する。
また、中国で注目を集める横浜出身のタレント、小松拓也さんが日本産業館ステージイベントの全体MCを務め、小松さんは観光セミナーで観光ナビゲーター役としても出演する予定。
上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活(Better City, Better Life)」。都市経済の繁栄、都市科学技術の革新、都市コミュニティの再生、都市と農村の対話を目指す。参加国・機関などはおよそ240。入場予定者数は7,000万人(1日平均40万人)。会場は上海市黄浦江両岸(328ヘクタール)。会期は5月1日~10月31日の184日間。来場者は今月28日午前に2,000万人を突破した。
林文子横浜市長は、上海市の招待により4月30日から5月2日にかけて中国に滞在し、上海万博の開幕式に出席した。