横浜を拠点とするダンスカンパニー「ニブロール」を主宰する矢内原美邦さんの演劇プロジェクト「ミクニヤナイハラプロジェクト」の新作「幸福オンザ道路」の公演が、7月2日からSTスポット横浜(横浜市西区北幸1)で始まる。
同プロジェクトは矢内原美邦さんがひとりの演出家として、言葉からのアプローチで表現行為に迫り、言葉と身体で舞台をつくりあげていくプロジェクト。2005年から始動し、今回で5作目の作品となる。
「幸福オンザ道路」は昨年12月に急な坂スタジオ(西区老松町26)で矢内原さんが行った演劇のワークショップの参加者と共同作業で作られたもの。内容は矢内原さんの独自の感性による、疾走感のあるサスペンスドラマとなるという。2011年以降、作品をより深化させて上演することも視野に入れている。
広報を担当するプリコグの黄木多美子さんは「『生と死』という普遍的なテーマでありながら、矢内原美邦が描く最新作はひとつの場所に留まらない狂騒の物語です。濃密な舞台空間で奔走する俳優の生き生きとした姿は、劇場でしか体験できません。是非お立ち会いください」と話している。
公演は7月2~11日(5~8日は休演)で、開演時間はそれぞれ14時/19時の2回(2日、9日のみ19時30分開演の1回)。前売り2,500円/学生2,000円、当日3,000円。問い合わせはプリコグ(東京都渋谷区、TEL 03-3423-8669)まで。