横浜市立図書館の移動図書館「はまかぜ号」が、7月2日よりみなとみらい21地区のビジネス街で巡回をスタートした。
移動図書館はこれまで、図書館から離れた地域を対象に市内20カ所を巡回。今回、ビジネスマンをターゲットにした図書館の有効活用促進を目的に、初めてビジネス街でのサービス提供を開始した。
はまかぜ号には、常時約3,500冊の書籍を積載。同地区向けにビジネス書も100冊程度用意している。横浜市立図書館の図書館カードで6冊まで本を借りることができるほか、インターネットで予約した本をはまかぜ号で貸りたり返却したりすることもできる。
巡回は隔週金曜日(7月は16日、30日)で、駐車場所はグランモール公園・美術の広場(西区みなとみらい3)。駐車時間は11時40分~12時50分の70分間。ビジネス街で働く人々が利用できるように昼休みの時間帯に駐車する。雨天中止の場合もあり。
同図書館は現在、「はまかぜ号」が今年8月に40周年を迎えることを記念し、車両に描かれたマスコットキャラクター「かもめ」の兄弟の名前を募集している。応募締切は7月19日。問い合わせは横浜市中央図書館サービス課・移動図書館担当(TEL 045-262-0050)まで。
横浜市中央図書館サービス課担当係長の山内正伸さんは「昼休みのひと時に『はまかぜ号』を利用していただき、図書館を利用する契機にしていただければと思います。積載している3,500冊の本のうち半分は子供向けの本です。働くお父さんお母さんがお子様の本を気軽に借りることができて、子供たちが読書に親しむ機会が増えればうれしい」と話す。