日産自動車は、7月31日と8月1日に日産自動車グローバル本社(横浜市西区高島1)で開催されるワークショップ付き試乗会「the new action TOUR」第1弾の参加者を募集している。
「the new action TOUR」は、電気自動車(EV)を体験して、学び、語り合うことを目的に実施される全国ツアーイベント。同社は今年の12月に量産電気自動車「日産リーフ」の販売を予定しており、同ツアーに参加すると全国各都道府県で「リーフ」をいち早く体験試乗することができる。主催はゼロ・エミッション推進プロジェクト。
ツアーは神奈川県を皮切りに、さいたま市、北九州市、宮崎県、京都市、横浜市などを予定。イベントでは、EV社会について学ぶとともに、EV普及によるより良いまちづくりのアイデアを共に語り合う「市民ワークショップ」を開催する。
プログラムは、7月31日= 日産リーフ体験試乗会、松沢成文神奈川県知事ほかによる「 ゼロ・エミッションについての基調講演」、日産自動車の講演、EV普及によるまちづくりアイデア市民ワークショップ1。8月1日=まちづくりアイデア市民ワークショップ2。
ワークショップのテーマは、「排出ガスの出ない電気自動車(EV)を活用して、神奈川県をもっと住みよいまちにしたり、地域おこし・地域づくりを進めるアイデアをみんなで考えよう!」(予定)。
日産自動車は「同社が目指しているのはクルマをつくることや販売することだけではなく、『クルマで社会を変えること』。みなさんからいただいたアイデアを、電気自動車『普及』のために役立てていきます。日本全国へEV普及賛成の連鎖をひろげるムーブメントにぜひご参加ください」と話す。
開催時間は7月31日=9時~18時、8月1日=10時~17時 。募集人数は600人(抽選)。そのうち100人が「EV普及によるまちづくりアイデア市民ワークショップ」に加わることができ、さらに同ワークショップの中から抽選で40人が「日産リーフ体験試乗会」に参加できる。応募締切は7月16日17時。申し込みは日産自動車のホームページから。
同社によると、今年12月に販売開始予定のリーフは、4月の予約受付開始後2カ月間で、予約台数が当初2010年度の目標台数6,000台を突破。6月に行った「リーフ」試作車の報道向け公開では、携帯電話から遠隔操作での充電開始や充電状況の把握が可能なシステムなども披露された。
リーフのような電気自動車は、走行音が静かなため歩行者が接近に気づきにくい点が指摘されており、リーフには低速での走行時に音を発生させる車両接近通報装置を搭載予定。カーナビゲーションの画面では、充電施設の情報や到達可能エリアを表示することも可能だという。