日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」に、2011-2012シーズンから神奈川県のチームが新規参入することが決定した。ホームタウンを横浜に置き、メーンアリーナを横浜文化体育館(横浜市中区不老町2)と横浜国際プール(都筑区北山田7)とする。
リーグへの参入は、神奈川プロバスケットボールチーム設立委員会(神奈川区鶴屋町2)が手続きを進めてきたもの。これまで関東には東京と埼玉の2チームしかなく、バスケットボールが盛んながらプロチームのない神奈川からの参入を目指し、同委員会が活動を行ってきた。
今後は委員会を組織する横浜スポーツエンタテインメントがチームの運営会社となり、来年7月までにコーチングスタッフの決定や入団選手の発表を行うなど、参入の準備を整えていくという。
9月7日には、bjリーグコミッショナーの河内敏光さんと設立委員会委員長の廣田和生さん、事務局長の小川直樹さんらが林文子横浜市長を表敬訪問。チームの新規参入決定や今後のスケジュールなどを報告した。
廣田さんは「地域密着型のチームを目指し、我々が頑張ってアリーナを満員にさせたい。また、経済活性化や産業の創出にもつなげたいと思います」とコメント。バスケットボールが大好きという林市長も「市としても何らかの形で支援させていただきたい。マネジメントは大変だと思いますが、参入シーズンの開幕を今から楽しみにしています」と話した。
現在、設立委員会ではチーム名やチームカラーの募集を行っているほか、ブースター(ファン)クラブや後援会員の申し込み受付も開始。今月30日には市内で第1回目のブースターパーティーも行われる。
bjリーグは2005年に開幕したプロバスケットボールリーグで、2010-2011年シーズンは国内16チームが所属。東西のカンファレンスに分かれて総当たりのリーグ戦を行い、プレイオフを経て優勝チームを決定する。来季からは神奈川以外に岩手、長野、千葉のチームの新規参入が決定しており、20チームの参加となる予定。