クリエーターやアート系企業などが入居する「万国橋SOKO」(横浜市中区海岸通4)で9月11日と12日、入居者らが活動・業務成果の発表を行うイベント「横濱万国橋覧会2010」が開催される。
今年で3回目となるイベントは、倉庫をリノベーションしたオフィスビルに拠点を置く映像、写真、建築、デザインなどを手掛ける企業が、2日間にわたり建物や運河、周辺などを会場にさまざまな催しを展開する。今回は万国橋そのもののアピールと、創造力によってどこに橋を架け、何をつなぐのかを趣旨として「橋を架けろ!」をテーマにイベントを実施する。
期間中は各企業によるオープンスタジオや展示が行われるほか、日没から21時まで、ビルの側面を使った大型のスクリーン映写や万国橋のライトアップも実施。15時からはブルースの中村裕介さんほか、ジャズの鬼武みゆきさん、沖縄音楽のRYUEIさんなどのプロミュージシャンによる屋外ライブも予定されている。
また、代表作「ニャッキ!」などで有名なアニメーションスタジオ「I.TOON」が行うワークショップ「クレイアニメをつくろう!(11日)」や参加者がガイドとともに周辺をめぐる「横浜の橋をめぐるまち歩きツアー」、万国橋SOKO自転車部による「橋巡リング&ヨコハマ満喫アー」なども企画。
12日には「クリエイティブシティ・横浜のなすべきこと」をテーマに「ブリッジ・フォーラム」を行う。基調講演は横浜市副市長の小松崎隆さんが務め、パネルディスカッションにはアーティストの大巻伸嗣さん、「象の鼻テラス」アートディレクターの岡田勉さん、テレビ神奈川取締役報道局長兼コンテンツ局長の福島俊彦さん、万国橋SOKO入居企業のS2 Design and Plannning代表・杉浦榮さんらが登場する。
万国橋SOKOに写真スタジオ「アマノスタジオ」を構える写真家の森日出夫さん(横濱万国橋覧会協会会長)は、「目玉のウォール・スクリーンの映像は、昨年以上に面白いものになっています。横浜に関わる方々を招いた『ブリッジ・フォーラム』や『関内外OPEN!2』との連携など、『橋を架けろ!』のテーマの通り、人やまちなどを万国橋SOKOが橋渡ししていきます。ぜひこの機会をお見逃しなく」と話す。
開催時間は13時~21時(プログラムにより異なる)。入場無料(一部有料や事前申し込み制の催しあり)。
なお、初日11日の19時30分~21時30分にはオープニングレセプション(「関内外OPEN!2」事務局と共同開催)も行われる。参加費は1,000円。