日本最大級のジャズ・フェスティバル「横濱ジャズプロムナード2010」が10月9日と10日、みなとみらいや桜木町、元町地区などで開催される。
「街全体をステージに!」を合言葉に、市民とミュージシャンが一体となり1993年にスタートしたジャズイベントで、昨年は全国から11万人以上の観客を動員。
今年のテーマは「Is BACK」。「ジャズ復活」をテーマに、ベテランからジャズ界期待の新進アーティストまで幅広い年齢層のミュージシャンが横浜に集う。2日間延べ94会場・計313ステージを予定。みなとみらい、桜木町、関内、馬車道、元町・中華街駅エリアを舞台にプロやアマチュアのジャズミュージシャン延べ約2,700人が出演する。
開催場所は関内ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、開港記念会館(10日のみ)、ヨコハマNEWS ハーバー、のげシャーレ(9日のみ)、横浜みなとみらいホール大ホール(10日のみ)ほか、市内ジャズクラブ、街角ライブ(象の鼻パーク、ドックヤードガーデン)など。開催時間は11時~21時30分(会場により異なる)。
出演者は、ジャム・セッションに松島啓之さん(tp)、谷口英治さん(cl)、五十嵐明要さん(as)、外山喜雄さん(tp/vo)、中川喜弘さん(tp)ほか。名ピアニストのドン・フリードマンさんをはじめ、21歳の新星アルト・サックス奏者、纐纈(ごうけつ)歩美さんなど14組のミュージシャンが初登場する。
10月9日は、横浜にぎわい座「のげシャーレ」がピアノハウスと化し、南野陽征さん、八木隆幸さん、石井彰さん、伊藤志宏さん、川上さとみさん、スガ・ダイローさん、AKETAさん7人のピアニストがそれぞれ個性的な演奏を繰り広げる。
関連イベントとして9月19日、若手ジャズ・ミュージシャンの登竜門「ジャズ・コンペティション」を横浜赤レンガ倉庫1号館で開催。28組の応募バンドから選ばれた5組が出場する。一夜限りの特別企画として、プロ・ミュージシャンで編成された「2010審査員スペシャルバンド」の演奏も予定。チケットは1,500円(当日券のみ)。
また、10月8日~17日には、横浜・野毛にあった老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」のアーカイヴプロジェクト実行委員会が、同イベントとのコラボレーションプログラムとして、「ちぐさの店舗を原寸大で再現・展示」する企画を予定している。
横濱ジャズプロムナード実行委員会広報担当の山本紀子さんは「今年で18回目を迎える秋の風物詩『横濱ジャズプロムナード』。運営面は、公募の横浜市民をはじめとするボランティアスタッフ『横濱ジャズクルー』によって支えられています。ボランティアスタッフは現在、昨年の270人を大幅に上回る約380人。今年は例年にも増して20~30代の若い方々の参加が増えています」と話す。
チケットは各日とも前売券(ひとり券4,000円、ペア券7,500円、両日券7,500円)。当日券(ひとり券5,000円、みらいパス1,000円)。みらいパスは中学・高校生対象で、当日学生証掲示。前売券はチケットぴあ、ローソンチケットなど。