横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で9月28日より、「APEC横浜開催記念イベント~APECを通じて世界を見つけよう!~」が開催される。
横浜で11月に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議とAPEC参加国・地域について学び、親しむイベントで、期間中は「笑顔でおもてなしプロジェクト」で完成した作品を披露するほか、APEC参加国・地域の大使館、国際機関、ボーイスカウト・ガールスカウトなどによるパネルや民芸品の展示、パンフレット配布、特産物の販売などを行う。
「笑顔でおもてなしプロジェクト」では、おもてなしの気持ちを表現した「景勝地フォトモザイク」や「APECウェルカム・ボード」、高さ1.5メートルの地球儀型フォトモザイクを展示。ボーイスカウト、ガールスカウト、国際ボーイスカウト第1団による、APEC参加国・地域への海外派遣や日常活動の紹介、日本のスカウトの歴史の紹介も行う。
そのほか、「つづきMYプラザ」(国際交流ラウンジ)の市民ボランティアとスタッフが作成したパネル展示、「小学生とAPEC参加国・地域の出身者等との交流」パネル展示、APEC参加国・地域の昔話を題材にした大きな絵本を紙芝居形式で紹介する「21の大きな絵本」ロードクショー(10月2日・3日のみ)も。
横浜市APEC開催推進課の名倉直さんは「『笑顔でおもてなしプロジェクト』による景勝地フォトモザイクは、市内各所で実施したワークショップで市民のみなさまの『笑顔』を撮影し、45,000枚の『笑顔』の写真でAPECに参加する21の国・地域の景勝地をテーマに制作した作品です。6月~7月に、APEC参加国・地域の出身者が市内小学校20校を訪問した交流で、 小学生がAPEC参加国・地域について学んだ成果の発表もありますのでぜひお楽しみに」と話す。
開催時間は11時~17時(10月3日は16時終了)。入場無料。10月3日まで。
APECは、アジア太平洋地域の持続可能な成長を目的とし、域内21の国・地域が参加する経済フォーラム。APECのメンバーエコノミーは、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、中国香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、米国、ベトナムの21の国・地域。
11月7日から14日にパシフィコ横浜で開催され、7日・8日が実務者会合、10日・11日が閣僚会議、13日・14日が首脳会議の予定。今回の横浜開催で国内外からおよそ8,000人が横浜を訪れる予定。浜銀総合研究所の調査によると市内への経済波及効果は539~637億円、雇用発生数は5,257~6,271人と推計されている。