JR桜木町駅前の大型複合施設「TOCみなとみらい」6階の大型シネコン「横浜ブルク13」(横浜市中区桜木町1)で、10月8日から11日まで「第7回 ラテンビート映画祭」が開催される。
スペインや中南米の最新映画を紹介する映画祭で、今年は初開催の横浜をはじめ、新宿、京都の3会場で行う。主催はLBFF実行委員会。
作品は、本国メキシコで革命の始まった11月20日に封切り予定の「レボリューション」(メキシコ)、フランシス・F・コッポラ監督がブエノスアイレスを舞台に撮ったヴィンセント・ギャロ主演の「テトロ」(アメリカ/イタリア/スペイン/アルゼンチン)、オリバー・ストーン監督が、南米左派の大統領たちの実像に迫った社会派ドキュメンタリー「国境の南」(アメリカ)、2010年アカデミー賞外国語映画部門のアルゼンチン代表作「カランチョ」(アルゼンチン/チリ/フランス/韓国)。
スペインの巨匠カルロス・サウラ監督による、フラメンコ歌手・ダンサー・ギタリストの音楽ドキュメンタリー「フラメンコ×フラメンコ 」(スペイン)、ブラジルのルラ大統領の半生を描いた人間ドラマ「ルラ、ブラジルの息子」(ブラジル)、ベルリン国際映画祭でトリプル受賞した「大男の秘め事」(ウルグアイ)など、ラテン(ビート)映画の多様性を感じられる全15本。
ラテンビート映画祭広報担当の神山明さんは「今年一番の注目は、メキシコ革命100周年記念作品『レボリューション』。日本でもファンが多い俳優ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナほか、10人のメキシコを代表する監督が独自の視点で『革命』を描いたオムニバス映画です。ハリウッドの巨匠2人の監督作品『テトロ』『国境の南』にもご注目を。本邦初公開の選りすぐりのラテン映画最新作をお贈りします。スペイン、ラテンアメリカ諸国の音楽やファッションなどの文化、政治や歴史までも学べる絶好の機会でもあります」と話す。
前売券は1回券1,500円、回数券(5枚)6,000円。当日券は一般1,700円、学生1,500円、小人・シニア1,000円。
TOCみなとみらいは、12月1日まで観賞当日の映画チケット掲示で、施設内のレストラン・ショップのサービスを受けられる「シネマdeバリュー」を実施している。