そごう横浜店6階のそごう美術館(横浜市西区高島2)で、ミッフィー誕生55周年とそごう美術館開館25周年を記念した「ゴーゴー・ミッフィー展」が開催されている。
会期中は、オランダの作家ディック・ブルーナさんの初期代表作『うさこちゃんとうみ』(1963年)から最新作『うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの』(2009年)まで、日本初公開作品の200点以上を紹介。8作の絵本原画やスケッチからは、可能な限りシンプルな色と形を使い、子どもたちの想像力をかきたてる表現に挑戦するブルーナさんの軌跡をたどることができる。
会場では、ブルーナさんの作業風景やインタビューを収録した映像を公開。ブルーナさんと家族が過ごした時間が刻まれている自作のバースデー・カレンダーや、エリック・カールさん、さくらももこさんなど、国内外のクリエーター約50人から寄せられたバースデー・カードも展示する。
いちごが乗った3段ケーキのオブジェには、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」がデザインした12種類のコートに身を包んだミッフィーのぬいぐるみ12体が飾られている。
そごう美術館の広報担当者は「小さなお子さんをはじめ若い女性の方にも人気の展覧会で、グッズに関するお問合せもたくさんいただいています。文具や雑貨など約300点のオリジナル・グッズを限定で販売していますが、スワロフスキーの石をちりばめた『キラキラ・ミッフィー』のストラップや、ミナ ペルホネンのデザインコートを着用したゴーゴー・ミッフィー展『オリジナルぬいぐるみ』は特に人気があります」と話す。
開催時間は10時~20時(入館は閉館の30分前まで)。展示は10月11日まで。
ディック・ブルーナさんは1927年オランダ、ユトレヒトで出生。グラフィック・デザイナーとして手掛けたペーパーバック(ブラック・ベア)シリーズの装丁やポスターで人気を集め、1950年代からはミッフィーを代表とする絵本を中心に創作活動を行っている。120冊以上のタイトルは全世界で8,500万部以上が翻訳出版され、現在も絵本制作を続けている。