山下公園(横浜市中区山下町279)で10月16日と17日、光の祭典「ディワリ・イン・ヨコハマ2010」が開催される。
「ディワリ・イン・ヨコハマ」は、2003年よりインド文化の紹介や在日インド人との交流を目的に実施しているインドの祭り。本場アーティストによる演奏やダンスパフォーマンス、キャンドルナイトなど、インド文化に触れるさまざまなイベントを実施する。主催はディワリ・イン・ヨコハマ2010実行委員会。
ステージでは、インドの民族楽器「シタール」奏者の辰野基康さんが演奏を行うほか、インド古典舞踊やポリウッドダンスを実施。フィナーレには、ボリウッド映画女優でダンスアーティストの板倉リサさんが幻想的な「光の舞」を披露する。
今年はあらたな試みとして、横浜印度商協会の青年部がインドの創作劇「ラーマヤナ」を発表し、インドと日本の子どもたちがシャンティ(=平和・地球兄弟としてのつながり)をテーマに歌で交流する。そのほか、一般参加者を募った「インド式結婚式」も予定。
会場には、カレーやタンドリーチキンなどのフードコーナーが設けられ、インドの民芸品・装飾品の販売を行う。
ディワリ・イン・ヨコハマ2010実行委員会、事務局長の大場多美子さんは「『ラーマヤナ』は、ひとつのストーリーに、献身的な妻、理想的な兄弟、完璧な王様といった、たくさんの人間関係、それぞれの宿命の教訓を描いたものです。公園内の木の下では、『つながりの森』をテーマにした子どもワークショップも行いますので是非ご参加ください」と話す。
会場は山下公園のおまつり広場。開催時間は10時~20時。入場無料、雨天決行。
ディワリは、「光の祭典」とも呼ばれるインドの新年を祝う祭り。インドでは、各住居の門塀にランプをともし、壁や木をライトアップさせる風習がある。横浜市はインド商人が日本で初めて営業拠点を設けた都市で、インドのムンバイ市と姉妹都市提携を結んでいる。今年は11月5日がディワリの日にあたる。