山下町に10月29日、ギャラリーカフェ&コミュニティスペース「Cafe ORCA Echoes(カフェ オルカ・エコーズ)」(横浜市中区山下町25、TEL 045-222-0352)がオープンした。
8時間かけてドリップする「カフェ オルカ・エコーズ」の水出しコーヒー機
同店はソフトウェア開発を営むオルカプロダクション(中区山下町25)が運営。仕事や読書ができるブックカフェ機能を備えた落ち着いた雰囲気のギャラリーカフェで、こだわりの水出しコーヒーを提供する。店舗面積は32.7坪。席数は32席(ロフト席8席含む)。
店内は「海」をコンセプトにした開放的な造りで、スタッフが栗の原木切り出し材から磨き上げた無垢の木のテーブルとイギリスから取り寄せたチャーチチェアーが並ぶ。無線LANや電源の利用は無料。プリンタ、スチル写真やビデオの撮影機材などが利用できるほか、くつろぎを重視したロフト式の会員制バーチャルオフィス機能を備える。
水出しコーヒーには、厳選した堀口珈琲の豆を利用。店内に設置された水出しコーヒー機で8時間かけてドリップする。「水出しコーヒー(アイス・ホット)」(500円)、「水出しコーヒー カフェオレ(アイス・ホット)」(600円)。そのほか、「濃厚特選トマトジュース」(600円)、「濃厚白ブドウジュース」(500円)など、日本全国から取り寄せた旬の素材を生かした自然派ジュースや軽食を用意する。
店内では、フォトジャーナリスト・水口博也さんによる海の写真作品をはじめ、1点もののシャチのフィギュアなどの展示・販売をしている。書棚にはアート、IT、まちづくり関連の書籍がそろい、自由に手に取ることができる。
同店店主で、ソフトウェア開発やコンテンツのプロデュースも手掛ける北沢至さんは「自分たちが手掛けたソフトを実際に使っている姿を見られるようなコミュニティスペースを夢見ていた。この空間で得られる経験をフィードバックして、横浜のまちづくりにも何か貢献できればうれしい」と話す。
同店は、USTREAMスタジオとアートギャラリーを併設し、ソーシャルメディアを活用した情報発信、アート作品の発表、イベントや貸切セミナーに対応。プレオープン期間の10月21日と28日には「デザイン、アート」をキーワードに、横浜トリエンナーレ2011と連動したデジタルサイネージ企画の可能性を検証するセミナー「デジタルサイネージ大学」が行われた。
「レイアウト自在なスペースですので、セミナーやパーティ、イベントの開催にも最適です。同店こだわりの水出しコーヒーを片手に、くつろぎ、仕事、集いの場としてぜひご活用ください」と北沢さんは話している。
営業時間は11時~21時。