横浜市内のバー52店舗で、APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議の横浜開催を記念した「APEC歓迎カクテル」が提供されている。
APEC歓迎カクテルは、APECの頭文字になぞらえた4種類のカクテル。今年が横浜のバー誕生150周年にあたることから、横浜市が主催する「APEC横浜開催記念キャンペーン」の一環として、アサヒビール(東京都墨田区)が企画した。
52店舗で提供しているカクテルは、あんず特有の香りが効いた「アプリコットクーラー」、ピーチの上品な甘みとジンジャーエールの苦味が調和した「ピーチスカッシュ」、コーヒーとテキーラを組み合わせた「エスプレッソテキーラ」、あんずとすももの香りが楽しめる「チャーリーチャップリン」。
野毛で創業30年を迎えるカウンター9席の隠れ家的なバー「GLORY(グローリー)」(横浜市中区野毛町2)のチーフバーテンダー田村誠さんは、「店には、20代から60代まで幅広い層のお客様がそれぞれの時間を過ごしにいらっしゃいます。APEC歓迎カクテルの3種類はスタンダードカクテルですが、チャーリーチャップリンがよく出ます。これからもおいしいカクテルをご提供し、横浜のバーマンとしてバー文化を広めてゆきたい」と話している。
APEC歓迎カクテルの提供は、11月14日まで。
日本のバーは、1860年2月24日に、横浜市中区山下町70番地(現在のレストラン「かおり」)に開業した「横浜ホテル」内に、プール・バーができたのが最初と言われている。